

A
ロマンチックな恋の
おとぎ話は終わった
現実とやらは強かに
俺の脳天ぶち抜きやがる
ポケットにはコインが
誘惑の音ジャラジャラ
性懲りもなく今夜も
アバンチュール愛してる貴女
氷の刃が俺のこころ貫き
全部かっさらいサラバを告げる
氷の刃が俺のこころ貫き
寝ぼけた街を盗んでいった
とびっきりの女神様
夜をしっぴいてゆく
赤のドレスひるがえし
摩天楼のてっぺんでスウィング
あやかしのマジックで
蕩けさせてくれたら
俺はそのとき空っぽになり
全部を明け渡してしまう
氷の刃が俺のこころ貫き
全部かっさらいサラバを告げる
氷の刃が俺のこころ貫き
寝ぼけた街を盗んでいった
俺はどこへ行く?
俺はどこへ行く?
路地裏に捨てられた
古い時代のバラード
すぐに踵を返すんでしょう?
傷ついたって知らんぷりでしょう?
氷の刃が俺のこころ貫き
全部かっさらいサラバを告げる
氷の刃が俺のこころ貫き
全部かっさらいサラバを告げる
氷の刃が俺のこころ貫き
寝ぼけた街を盗んでいった
B
嵐のさなかフルスロットル
風と一緒に俺の魂さえ
切り刻んでく おーライダー
消え去ってく おーライダー おーライダー
ライダー
400㏄のメタルマシーン
風と一緒に闇のなかを独り
引きちぎってく おーライダー
遠ざかってく おーライダー
火花を散らしてやり過ごすヘアピン
スピードという恋人に見初められて
アドレナリンかけずりまわって
血液さえもが逆流している
止まることなく おーライダー
飛びこんでく おーライダー おーライダー
ライダー
横殴りの雨がたたきつけ
悲鳴をあげてる焦げたアスファルト
突っこんでく おーライダー
ぎりぎりでかわす おーライダー
燃えてる ガードレールに呑みこまれて
燃えてる 恋人に抱きすくめられて
燃えてる ガードレールに吞みこまれて
燃えてる 恋人に抱きすくめられて
きみは孤独のライダー
きみは孤独のライダー
きみは孤独のライダー
きみは孤独のライダー
きみは孤独
- 作詞者
岩下啓亮 Sardine
- 作曲者
岩下啓亮 Sardine
- レコーディングエンジニア
岩下啓亮 Sardine
- ボーカル
岩下啓亮 Sardine
- ピアノ
岩下啓亮 Sardine

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- ⚫︎
氷の刃 ~ 孤独のライダー
岩下啓亮 Sardine
- 2
マーシ マーシー ~ 宇宙のバレリーナ
岩下啓亮 Sardine
- 3
宙づりの海
岩下啓亮 Sardine
- 4
遠い渚 (プロトタイプ)
岩下啓亮 Sardine
- 5
バックシートで
岩下啓亮 Sardine
- 6
幻想のドライフラワー
岩下啓亮 Sardine
- 7
星の少年
岩下啓亮 Sardine
- 8
12月 雨の日
岩下啓亮 Sardine
- 9
無事な夜
岩下啓亮 Sardine
- 10
世界中に失恋
岩下啓亮 Sardine
- 11
Baby Understand
岩下啓亮 Sardine
- 12
かくも長き不在
岩下啓亮 Sardine
- 13
Girl Hunt '84 in the city, on the beach
岩下啓亮 Sardine
- 14
思い出は甘くない
岩下啓亮 Sardine
2025年にリリースした『Cassette Gadget 1」、カセットテープに収めていた音源をデジタル化したシリーズだが、今回のリリースはその拡大版である。不要な曲を削り、新たに6曲を追加した。
1983年にバイト先の楽器店で営業時間外にコツコツと録音した4曲(『Walking Tempo』と名づけた)は音質が劣化しており、リリースの断念も考えたが、これも記録だと割りきることにした。
中盤の4曲は1984年に世田谷区代沢のアパートで録音した。華やかなシモキタで、孤独にさいなまれながら音楽をつくり続けた。その証拠にテープのラベルには『世界中に失恋』と題されている。
後半の4曲は1985年に録音した。デジタル特有の硬い音質が、当時の流行を反映している。
そしてさかのぼるが、冒頭の2曲が初出となる。1982年に熊本へ帰郷したときにピアノと歌の一発どりで録音したものだ。
おそらく多くの人が、この14曲を聞きづらく感じるだろう。歌詞は未熟で、演奏はミスだらけだし、音程も怪しげだ。私自身もあまり心地よくは聞けない。けれども岩下啓亮の音楽史を語るにおいて、欠かすことのできない資料だとと思う。
アーティスト情報
岩下啓亮 Sardine
鰯こと岩下啓亮 Sardineです。 1983年から2003年までの20年間で、ひとり多重録音した楽曲が約170曲あります。これらを2024年から2025年にかけて時系列的にまとめたアルバムを順次リリースしました。そして2026年は楽曲の重要度やリスナーの好みに基づいたベストアルバムをいくつかリリースする予定です。 その音楽は、多種多様です。親しみやすいポップスもあれば、社会的視点をそなえたメッセージソングもあります。プログレッシブな構築性もあれば、パンク的な破壊志向の側面もあります。手ごわいピアニストで、マッドなシンセサイザー弾きで、たどたどしいギタリストで、音の読めるベーシストで、緩いリズムのパーカッショニストで、ひとり多重コーラスを駆使する、不器用なシンガーソングライターです。それらすべてのパートが、一つの人格に統合されているのです。 ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。表情豊かな鰯の音楽を、ぜひお聞きください。
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