

雲は 名もなく
空をゆく
月は 誇らず
夜を照らす
誰に 知られず
消えるとも
それで よいのだ
それで よい
銭も 誉れも
風に置き
持たぬ 両手を
ひらいてみれば
こんなに 空は
広かった
ただ
澄んでゆく
朝露 ひとつ
笹の葉に
昨日の 空を
映してる
鳥は 行き先
告げもせず
東の 山へ
消えてゆく
咲いた 花なら
散るのでしょう
満ちた 月なら
欠けるでしょう
ならば この身も
同じこと
何を 惜しむと
いうのでしょう
掴めば
指の 隙間から
風は するりと
逃げてゆく
ならば
掴まず
ただ 見送ろう
雲の ゆくまま
月の まま
雲は 名もなく
空をゆく
月は 誇らず
夜を照らす
誰に 知られず
消えるとも
それで よいのだ
それで よい
銭も 誉れも
風に置き
持たぬ 両手を
ひらいてみれば
こんなに 空は
広かった
ただ
澄んでゆく
川面に 浮かぶ
月 ひとつ
手を 伸ばしたら
崩れやす
けれど 見上げりゃ
いつまでも
そこに 変わらず
浮かんでる
己の 影を
追うほどに
道は 狭く
なるものか
名前を ひとつ
置いてゆけば
風の 音まで
よく 聞こえる
雲に なれとは
言いやせん
月に なれとも
言いやせん
ただ
濁らぬように
生きられりゃ
それで
十分なのでしょう
夜が 明けたら
月は 消え
雨が 降ったら
雲も 散る
それでも 空は
空の まま
何ひとつ
失っちゃいない
雲は 名もなく
空をゆく
月は 誇らず
夜を照らす
咲けば 散るのが
花ならば
散った あとまで
追いはせぬ
銭も 誉れも
夢も 置き
最後に ひとつ
残るなら
濁らぬ 心で
ありゃいい
風が 吹く
月が 照る
ただ
それだけで
よいのでしょう
- 作詞者
Liminal Reverie, shintaro
- 作曲者
Liminal Reverie
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie

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雲心月性
Liminal Reverie
雲は、名もなく空をゆく。
月は、誇ることなく夜を照らす。
『雲心月性』は、
名誉や欲に心を縛られず、
雲や月のように澄んで生きる心を描いた一曲。
掴もうとすれば、
風は指の隙間から逃げてゆく。
満ちた月はいずれ欠け、
咲いた花はいずれ散る。
ならば、過ぎてゆくものを追いかけるのではなく、
ただ、そのまま見送ればいい。
銭も、誉れも、夢さえも置いて、
最後にひとつ残るものがあるなら――
濁らぬ心でありたい。
68 BPMのゆっくりとした余白の中、
静かな三味線と遠く響く尺八、
語りかけるような声が月夜に溶けてゆく。
風が吹く。
月が照る。
ただ、それだけで
よいのでしょう。
雲心月性 — Unshin Gessei
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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