

赤く瞬く 避雷針(サイン)の先
乾いたビル風 通り抜けてく
錆びた手すりに 置いた両手
並んだ肩が わずかに触れた
定期便飛ぶ 雲の切れ間
決まった時間に 空を裂く音
遮るものの なかった空
重なる記憶 瞼に浮かぶ
缶のビールを 傾けながら
「そろそろ行こう」と 言えるはずなのに
残るひと口 喉に流して
わずかな距離を 測っていたの
積まれた木箱 給水塔の陰
揺れる前髪 払う仕草で
互いの影が 少し離れる
最後の言葉 探す気配よ
空いた缶を 足元に置いて
上着のボタン ひとつ留めたら
言葉にすれば 壊れる何か
この暗がりへ 沈めてしまう
ビルの隙間の 仄暗い空
最終電車の 響きが消える
踏み越えないと 決めていたのに
重なる影を 目で追っていた
重い鉄扉を 引いて開ければ
薄い緑の 誘導灯(ライト)
一段ずつ踏む 冷たい硬さ
止めた空車の ドアが開く
- 作詞者
Akemi
- 作曲者
Akemi
- プロデューサー
nanayon music
- ミキシングエンジニア
nanayon music
- ボーカル
Akemi

Akemi の“深夜のルーフトップ”を
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深夜のルーフトップ
Akemi
「深夜のルーフトップ」は、言葉にすれば壊れてしまうものを、言わないまま暗がりへ沈める夜を描いたミディアムテンポのシティポップ。
営業の終わった雑居ビルの屋上、赤く瞬く避雷針、錆びた手すり、ぬるくなった缶の最後のひと口、そして給水塔の陰に積まれた木箱――寂しさに流されないと決めた頭と、数秒だけ終わりを引き延ばそうとする身体のずれが、静かに浮かび上がってくる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、互いの好意も別れの予感も共有したうえで、曖昧な一夜に流されることを選ばない大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやアーバン・ポップが持っていた、都会の深夜、屋上の風、言えないままの距離を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
「そろそろ行こう」と言えるはずなのに、残ったひと口をゆっくり喉に流してしまう数秒。
空いた缶を足元に置き、上着のボタンをひとつ留めて、冷たい非常階段を一段ずつ降りていく――そんな踏み越えない選択の重さを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
アーティスト情報
Akemi
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
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nanayon music



