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時間が急に速く流れはじめ、
人の顔が巨大化して見えたり、
自分の体や部屋の大きさが歪んで感じられる。
——それは、不思議の国のアリス症候群(Alice in Wonderland Syndrome)。
クソヤクタタズの第3章「アリスの早送り」は、
この稀な知覚の異常をテーマにした楽曲です。
日常の中で突然訪れる、時間の早送りや空間の歪みといった感覚を歌詞や音で再現し、
同じ症状を持つ人が「わかる」と感じられるように、
そして知らない人もその世界を“体験”できるように構成されています。
曲中に登場する赤目と青目のウサギは、
赤が時間の順行(現実)、青が時間の歪み(異常)を象徴しています。
二つのウサギが交錯することで、
聴く者は現実と幻覚のあいだを行き来するような感覚に包まれます。
サビでは、意味を持たない独自の言語フレーズを使用。
(助けて怖いよ)(なんでこうなるの)(これはなんなの)といった
恐怖と混乱の心の声を、音として体験できる形に変換しています。
音楽はAI音楽生成ツール Suno によって制作。
歌声やサウンドはAIによるものですが、
歌詞・構成・編集・最終アウトプットはすべて作者によるオリジナルです。
ジャケットビジュアルにはAI映像生成ツール Sora を使用。
テレビに映るウサギを見つめるアリスの姿が、
“現実の歪み”と“時間の錯覚”を象徴しています。
この曲は、誰にも理解されない症状を抱える人たちへの小さな拠り所であり、
同時に、この作品群の中では、
精神の異常を形づくるひとつの奇妙な現象として位置づけられています。
もしかしたら——その歪みは、幼少期に受けた心の影響が
今もどこかで反響しているのかもしれません。