鉄街の空 澄み渡って窮屈で
怒りも惑いも戯れては
もう二度と一つになれないから
同じ言葉を詰まらせてはそっと
息絶えるのだろう
今だけは目を瞑っていて
立ち止まって見るのもいい
もう誰も見てはいないから
ずっと信じていたことを嘘だって言って
時計の針に追われたままで
僕ら大袈裟に離れ離れ
荒川の空 片足を飲まれて
昔夢の中腹で光が見えなくて
彷徨っているはずなんだ
埃被ったあの時期になれば
まだ笑える話もあるよ ただ
笑ってほしいだけだった
頭の中かけた鍵
縛られて自由になれない僕らに
言葉遊びだけの余裕も煩いも
必要なんてない
ここから出してくれ
暮らしの果てに 睨まれ、宥め
あの人の目の色は変わり始めた
- Lyricist
minor place
- Composer
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Highway
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Windowside
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Room
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Vacancy
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September
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Riverbed
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- 8
November
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- 9
On the Road
minor place
- 10
Dear Useless
minor place
次に本作品1stフルアルバム「部屋」(A Minor Place #1)は
Gt/Vo 勝村自身が2021年にセルフリリースしたアルバム「部屋」の全曲を再アレンジしたバンドの1stフルアルバムである。
日本のアンダーグランドフォークの影響を感じさせるオープニングトラック「明け方」では、曲後半で聞くことができる
幾つものレイアウトされたフィードバックギターや、ノイジーに加工されたボーカルなどが大袈裟に鳴らされる。
これはフォークロックグループとして自称される彼らの、現日本のインディーフォークシーンに対する
挑発的な姿勢が、このアルバム一曲目で見ることができる。
本アルバム中間に位置する「窓辺」「9月」などのアコースティックなサウンドのみで構成された曲は、
次の曲へと繋ぐインタールードのような立ち位置で存在しており、アルバムの行間を程良く生み出している。
内省的で居心地の悪さを感じさせる自閉的な詩は、時に叙情的な雰囲気を醸し出しており、
スタンダートなギターロックチューン「路上」などでそんな前向きな姿勢が聞くことができるだろう。
SparklehorseやSongs:Ohiaなどの米アートフォークグループに影響された彼らは、
ローカルな土壌で生み出された土臭さや、DIY精神のロック・フォークの影響を
アルバムにパッケージングしているようで、よりコンセプチュアルな一枚へと仕上げている。