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現場が終わる。
撤去した配管、古いモーター、使わなくなったケーブル。
一見ただのガラクタ。
でも俺たちは知っている。
それが「有価物」だということを。
銅線を見れば目が光り、
ステンレスを見れば少しうれしい。
スクラップ置場へ向かう車の中だけ、
なぜか会話が弾む。
これは資源循環の物語であり、
現場人のささやかな夢の物語。
全国の設備屋、電気屋、機械屋、解体屋へ贈る20曲。
『俺のお小遣いは有価物』
今日も単価表とにらめっこ。
芯出しマンは、カップリングの隙間から生まれた謎の機械設置技術者アーティスト。 趣味はダイヤルゲージを見ること、特技は「あと0.1だけ右」と言って現場を長引かせること。 しかしその音楽は意外にもまっすぐで、ズレた心に妙に刺さる。 彼にとって音楽とは、人生の芯出しである。 今日もどこかのポンプ室で、誰かの心の偏芯を直している監理技術者なのである。