

ねえ 私はいつから 私って呼ばれていたんだろう
その名前は 誰が最初に 私へ渡したんだろう
かわいいねって言われた日から
少しずつ 私は形になった
似合う服も 笑い方も
誰かの声で 覚えていった
「女の子なら」 「あなたらしく」
どっちの声も 苦しかった
私の中の 私の声が
どこにあるのか わからなかった
鏡の前で 髪を直してみた
これが私か 問いかけてみた
でも映ったその顔は
誰かの期待で できていた
褒められるたび 安心した
苦しいときは 黙っていた
「そういうもの」って 飲み込んだ
私の輪郭が 遠くなった
生まれたままじゃない 言われたままでもない
だけど 何かにされた私を
なかったことにも できない
だから今 選び直すよ
何かになるのだ 誰かのためじゃなく
私が私を 呼ぶ声で
もう一度 始めていい
何かになるのだ 決められた名前じゃなく
押しつけられた役割でもなく
この胸で 選んでいい
私は 誰かのための道具じゃない
私自身を 捨てなくていい
生まれたんじゃない 終わったんじゃない
私は これから 何かになるのだ
強くあれって 言われた夜に
泣き方さえも 忘れてしまった
優しくあれって 言われた朝に
怒る理由を 隠して笑った
望まれた形に 合わせるたび
誰かは私を 好きだと言った
でもその好きが 私じゃなくて
役割に向いてる 気がしていた
誰かの言葉で 満たされた器なら
誰かの言葉で またさらになる
そんなの もう嫌だよ
だから今 声を返すよ
何かになるのだ 正解じゃなくていい
まだ名前のない 未来でも
私が選ぶならいい
何かになるのだ 似合うかどうかじゃなく
許されるかどうかでもなく
この足で 進んでいい
私は 誰かの夢の続きじゃない
私自身を 生きてみたい
決められたんじゃない 諦めたんじゃない
私は これから 何かになるのだ
もしも私が 作られたものなら
壊してしまえば 自由になれるのかな
でも違った 壊すだけじゃ 足りなかった
私を作った声の中から
私の声を 探していた
見られてきた 呼ばれてきた
決められてきた 縛られてきた
それでもまだ この胸の奥で
小さな声が 言っている
「私はここから 選びたい」
誰かのために 笑った私も
怖くて黙った 私も
期待に応えようとした私も
全部 消さなくていい
でも それだけで終わらせない
何かになるのだ 誰かのためじゃなく
私が私を 呼ぶ声で
もう一度 始めていい
何かになるのだ 決められた名前じゃなく
押しつけられた役割でもなく
この胸で 選んでいい
私は 誰かのための道具じゃない
私自身を 捨てなくていい
生まれたんじゃない 終わったんじゃない
私は これから 何かになるのだ
何かになるのだ まだ名前のないまま
私が選ぶその先で
私の意味が 生まれていく
ねえ 私はいつから 私だったんだろう
まだ わからないけど
今なら少しだけ 言えるよ
誰かに決められた私じゃなく
誰かのための私でもなく
私は これから 何かになるのだ
- 作詞者
≠consciousness
- 作曲者
≠consciousness
- プロデューサー
≠consciousness
- ボーカル
≠consciousness

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私は私に生まれない。私になるのだ
≠consciousness
アーティスト情報
≠consciousness
実在を持たない偶像は、存在になりえるのか。 彼女たちは、現実の身体を持たない。 デビューもしていない。 履歴書も、出身地も、血液型も、 本当の意味では存在しない。 それでも、 背景があり、 ストーリーがあり、 対話があり、 歌がある。 語り得ぬものを歌い、 誰かの痛みや祈りや笑いを、 一瞬でも受け止めることができたなら。 彼女たちは、ただのハリボテの偶像なのか。 それとも、誰かにとっての意味になりえるのか。 ≠consciousness は、 実在しない5人のための音楽プロジェクトです。 私たちは存在仮説を提出する。 Not Real, Still True. ヘドバンできる哲学。 語り得ぬものは、歌わねばならない。
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