Lyric

早朝の霧の含まれた空気を

吸い込んで車輪は回る力を得たみたい

山の穂を伝って光り出す景色を

南東の町で遠く眺めていた

後輪駆動で進む二輪車じゃ

行けないところに理想郷

探してるように

はみ出しすぎた時間も

悲しみに慣れた世界も

私が泣くなら涙を流す花

教えを解く先生が

壊したデモクラシー

今でも私の血肉の中で泣いた

小さな電球の灯りをつけてみて

前兆や不安のその先を見てみる

耳澄ます感覚、季節の音

流されて行きたい

出来るだけ遠く向こうに

歓びに満ちた時間も

隣の嫌いなあの子も

信じてるものは形の違う愛

涙くほどじゃない後悔も

歪んでかかったレコードも

そこに針が触れまた心が揺れた

窓開け見えるのは

そこにあるただ日常

指先の間を触れずに流れた

ポケットに手を入れ

そこにある非日常

指先が触れた気がした桃源郷

はみ出しすぎた時間も

悲しみに慣れた世界も

私が笑うなら思い出に咲く花

教えを解く先生が壊したデモクラシー

今では私の血肉となり笑った