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この曲は、イデオロギーの対立に明け暮れる民衆に対し、「真の敵を見誤るな」と熱く、そして皮肉たっぷりに訴えかける、グルーヴィーなファンク・ブルースです。
タイトなリズム隊とソウルフルなハモンドオルガンの旋律に乗せて語られるのは、同じ作業着を着て、同じ請求書にため息をつく者同士が「右か左か」でいがみ合う滑稽な現実。それは支配層が一番大事なことから目を逸らさせるために仕組んだ「分断工作」であると、鋭く本質を突きます。
サビの**「右も左もねぇ! 上か下かだけだ!」**という叫びは、99%の民衆が連帯するためのマニフェストです。古典的な東洋思想の響きを湛えたリフレインと、観客のクラップが一体となる構成は、単なる批判を超えた「天下の心(民衆の真実)」を力強く提示します。隣人と手を組み、垂直にそびえ立つ権力構造へ怒りの矛先を向けろと鼓舞する、覚醒のメッセージ・ソングです。
魂を震わせる、人生の機微を歌い上げるブルース&フォークシンガー。 泥臭くもどこか温かい、年輪を重ねたような特有のハスキーボイスが魅力のシンガーソングライター。ブルースが持つ深い哀愁と、フォークミュージックの素朴な手触りを融合させ、人間の光と影、そして何気ない日常の風景をリアルな言葉で紡ぎ出します。 彼の歌声には、長い人生の旅路で味わった喜びや悲しみがそのまま宿っているかのよう。時に力強く吠え、時に隣で静かに語りかけるようなそのボーカルスタイルは、聴く者の心の奥底にある感情を静かに、そして強く揺さぶります。 アコースティックギターの爪弾きと、言葉の端々に宿る体温。藤原幾世史の音楽は、一人静かにグラスを傾ける夜や、ふと立ち止まって自分を見つめ直したい時にそっと寄り添ってくれる「大人のためのサウンドトラック」です。