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BPM78(Bbメジャー)のゆったりとした心拍に同調する、極上のミニマリスト・アンビエント・インディーポップ/ベッドルーム・スロウコアです。1拍目だけに深く沈み込むサブベースの残響を伴ったキック、2拍目と4拍目で微細な揺らぎを持って刻まれる繊細なハイハット、そして55〜70Hzの豊潤な低音域を這うベースラインが、まるで振り子(ペンタスループ)のように心地よい重力感を形成します。4小節ごとに静かに移り変わるアタックの柔らかいローズ・ピアノが、アナログ真空管の飽和感(サチュレーション)をたっぷりと含んだ温かみのある空間を満たしていきます。
ボーカルは、リバーブの隙間にそっと音節を浮かべるような、極めてドライで至近距離(クローズマイク)から録音された囁き声です。ストーリーとしての歌詞をあえて排除し、「同じ天井」「同じ部屋」「ただ身体の重みを感じてそこにいる」という、深夜の自室における絶対的な身体的安心感(コンフォート・レスポンス)を、長い母音の響きだけで紡いでいます。14kHz以上の高音域を滑らかにカットしたプロダクションと、LFO(低周波発振器)でゆっくりと開閉するリバーブの余韻が、聴き手の副交感神経を優しく刺激します。エモーショナルな起伏やデジタル処理の硬さを完全に排し、最後はベースの暖かな基音と静かな吐息が、深い静寂へと溶け込んでいく至福のヒーリング・トラックです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。