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BPM105(Eドリアン)の緻密なリズムで展開する、深夜のデスクワークのリアルを切り取ったミニマリスト・エレクトロニック・スロウコアです。グリッドの少し前を突くミディアムアタックのキックと、2拍目の硬質なリムショット、そしてあえて8%の微小な揺らぎ(スウィング)を持たせた16ビートのハイハットが、独特の緊張感を持ったグルーヴを形成します。150〜200Hzの中低音域を強調したシンセベースが毎拍を刻み、4拍目の変則的なフィルと、3小節周期で左右にオートパンするシンセレイヤーが、作業中の脳内に心地よい認知的不協和音(フォーカス)をもたらします。
ボーカルは、リバーブによる空間の広がりを完全に排除した、極めてドライでセンターに定位する女性の声。歌と語りの境界線上を行き来するハーフ・スポークン・スタイルで、拍のわずか手前を突く音節強調(プレ・ビート)が特徴です。歌詞は、深夜に点滅するカーソルを眺めながら「集中力は切れているけれど、身体はまだタスクに向き合っている」という、現代のデジタルワークにおける没入と逸脱の狭間を描いています。メジャーキーへの解決やエモーショナルな高揚感を一切拒絶し、最後はデジタルコンソールのスイッチを落としたかのように一瞬で音が断ち切られる、極めてストイックな作業用電子音響です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。