Lyric

碧、静かに風が鳴いてる

碧、陽が差し部屋を泳ぐ

碧、カーテンは躍りながら

ぼくは未だ空に 見とれてたんだ

碧、いつもの交差点前

碧、行き交う人の群れと

碧、忙しない世界からは

ぼくだけが切り離された様な

街の喧騒もぼくには 関係なくなっていった

きみの見る夢の続きを

ぼくは知ってる 導かせてよ

朝靄のかかる ただ広い道

どこでもない場所にぼくときみと

どこにでも行ける どこに行けばいい

伸ばしてくれた手は握ったまま

あたたかな道を

碧、空気の境を探す

碧、肌は光を食んで

碧、路地に伸びている猫を

ぼくは立ち止まり 眺めていた

ああ 前に見た 夢の中 綺羅星が 足元で揺らめいてる

きみとみたかった景色は 碧の波に白い息吹が撫でて

手を重ねた 願いを乗せて駆けてゆくよ

碧、瞳に写る光彩は

碧、瞳孔を絞ってく

白、光へ溶け込んでいく

ぼくときみとなら いけるから

夕暮れに浮かぶ 光の粒を

頬にかすめながらきみを連れて

どこにでも行ける どこまでも行ける

怖くないよ

宙の深い碧 光る歌声 きみとぼくを運ぶ白い翼

過ぎてく軌道に 花が咲いてる

新しい風の匂いと きみを繋ぐ碧い糸

碧、繋いだ手のひらからは

碧、星が産まれてたんだ。