Lyric

とうめい色の夢のなか

傘をわすれた あの日のぼく

ほほを撫でる 涙の味からは

目をそむけて

「とくべつ」は輝いていて

「あたりまえ」はくすんでいた

ぼくの見てる星空が

何よりも美しいんだって

思い込んで 言い聞かせ

ひとりきり膝を抱えた

「いつか世界の隅っこに

誰かがきっと連れ出してくれる」？

おとぎ話望んで

泣いてた夜も 嘘じゃないんだよ

知らなかった 何もかも

そのほうが幸せだから

知らなかった

割れたグラスが

元に戻らないことも

ぼくのせい？

よるのせい？

心臓のおとがちかい

燃えないごみの日は忘れて

今夜だけは ねえ一緒にいてよ

まだこどもでいたいの

ささやく秒針 耳を塞いで

よわさ なみだ あめも

せつない夢にとけてゆくよ