鎖国イレブンのジャケット写真

歌詞

陰と陽でいいのよう

光の戦士ナチョス

陰と陽 で いいのよ

影が光ってもいいのよ

これがどう とか

あれがどう とか

言わせておけば いいのよ

陰と陽 で いいのよ

光るのが全てじゃないのよ

これダメ とか

あれダメ とか

言わせてとけば いいのよ

波風立たせて(Yes)

波風立たせていいのよ

角が立っても(Yes)

角が立ってもいいのよ

言うだけ言っても(Yes)

言うだけ言ってもいいのよ

我慢は美徳じゃ(No)

我慢は美徳じゃないのよ

陰と陽 で いいのよ

影が光ってもいいのよ

これがどう とか

あれがどう とか

言わせておけば いいのよ

陰と陽 で いいのよ

光るのが全てじゃないのよ

これダメ とか

あれダメ とか

言わせてとけば いいのよ

  • 作詞者

    光の戦士ナチョス

  • 作曲者

    光の戦士ナチョス

  • プロデューサー

    光の戦士ナチョス

  • ベースギター

    光の戦士ナチョス

  • ドラム

    光の戦士ナチョス

  • ボーカル

    光の戦士ナチョス

  • ソングライター

    光の戦士ナチョス

鎖国イレブンのジャケット写真

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『鎖国イレブン』 光の戦士ナチョス(11th Album)アルバム声明文

このアルバムを「鎖国イレブン」と名づけたのは、
自分自身の中にある“国境”をもう一度見つめ直すためだった。

世界があらゆる情報であふれ、善悪、美醜、真偽の区別さえもあいまいになる今、
人は他者と繋がることを恐れながらも、孤独であることにも耐えられない。
そんな時代に必要なのは、かつて日本が行った「鎖国」ではなく、
“自分自身のための静かな鎖国”——つまり、
他者との関係を一度リセットし、自分の感覚を取り戻す時間なのではないかと思った。

タイトルの“イレブン”は、サッカーチームの十一人を指すと同時に、
「誰一人として欠けてはいけない生命の連帯」を象徴している。
ジャケットに登場する九人の金の象の武士たちは、それぞれ異なる個性を持ち、
一人ひとりが違う“光”を宿している。
彼らは刀を持たず、サングラスをかけ、現代を生きる象徴として立っている。
その九人に“あたし”と“あなた”を加えた十一人——
『鎖国イレブン』とは、僕とあなた、そしてこの音楽を通じて出会うすべての人々で構成される精神的なチームなのだ。

アルバムは三部構成になっている。
第一部は、旅と発見の章。モンゴルやアジアで出会った風、匂い、人の温かさ、
そして「生きるとは何か」という問いを、音の断片でつづっている。
第二部は、日常のユーモアや矛盾を描いた章。
“ネギ抜き牛丼”や“私のパンケーキ”のような曲名に込めたのは、
笑いの奥に潜む小さな孤独や、誰もが抱く不器用な優しさだ。
そして第三部は、帰還と再生の章。
“夢見てる”“I wanna go home”などの曲が示すのは、
最終的にすべての旅が“自分の中”に還ってくるという循環の感覚だ。

僕にとって音楽とは、メッセージを押しつけるための道具ではなく、
聴く人が自分自身の中に眠る声を思い出すための“鏡”のようなものだ。
このアルバムの中で鳴るリズムやノイズ、声の余白、
それらはすべて、僕自身の祈りであり、世界への呼吸でもある。

「鎖国」という言葉には、どこか否定的な響きがある。
けれど、僕がこのタイトルに込めたのは、拒絶ではなく再起への意志だ。
本当の“開国”とは、他者に迎合することではなく、
自分という国のルーツや魂を深く理解し、
その上で世界とつながることだと思う。
僕たちはきっと、もう一度“静かな強さ”を取り戻す時期に来ている。

『鎖国イレブン』は、そのための小さな旗印だ。
それぞれの人生を生きる九人の武士たち、そしてあなたと僕。
笑っても、怒っても、泣いても、
最後に立っているのは、やはり“人間の心”なのだと思う。

光の戦士ナチョス

アーティスト情報

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