Lyric

俺はどうして俺なのか 俺はどうして俺なのか

幾度も 幾度も 飽きもせず問い続けてきたこと

投げ続けた疑問 今と地続きの過去 真っ直ぐに蛇行

願った分増える胸のつかえ

狙ったかのように全て裏目

迫ったリミットと日々の疲れ

糞食らえ

もう死ぬか それか死ぬほど生きるか

この問いへの回答を保留にしたまま

ろくに選ばぬまま死にゆく者の骸の山

救いを求めて 外へ伸ばした手

無意味と気付いて ゆっくり下げた手

救いを求めて 外へ伸ばした手

無意味と気付いて ゆっくり下げた手

破けたポケットの内側 誰かの手を繋いでいたら

きっとこうはならなかったな 胸にもある破けた穴

コップの中の嵐 参加者一人の宝探し

一段ずつ腰掛ける階 此岸で僻んでは刻んできた歌詞

もし俺が暗い洞窟に住まう他の誰かだったとしたら

この手を取りに来る者をそこで待っていても良かったかもな

この悲嘆や憂鬱や寂寥は絵にならないから

街へ向かう 一人街へ向かう

それは勇ましいからではなく他に手が無いから

救いを求めて 外へ伸ばした手

無意味と気付いて ゆっくり下げた手

救いを求めて 外へ伸ばした手

無意味と気付いて ゆっくり下げた手

時を超えて 俺を救いに行く

打ち萎れて もう立てない俺を

永い夜を裂いて 暗い朝を縫って

逆の手で空いた手を握る 手を取る 手を引く 俺には俺がいる

暗い洞窟は一人で出る 手の腹に短い爪が食い込む