Lyric

吐き捨てたい言葉で

雑に彼を扱わないで

今夜の夕食にスープを

労われる体は顔にかえる

最悪な妄想に囚われて

簡単なことに引き寄せられる

どうしてそんなに辛く生きなければならないの

不平等を抱くさまよう

かけっこで決まる勝者に私はなれない

抱擁をするはずだった

脳に去来する幾分の歴史は

胸を痛める

咲かせたい花の指を千切らないで

殴りたい明後日の方向に夢はないね

話し合いは交わらぬ平行線

歴史は双方で語られる

うとうとしては喰われる

自分でしか自分の身は守れぬ

今日日のこととか混沌とした未来とか

無視できるものではないけど

縋る思いもないけど

煮詰まってく日々の間

明日が私を飲んでく

壊れそうな体に気がつく

すでに手遅れだ

不平等を歌いたかった

何かを訴えたかった

希望を歌うのは不安定だから

痛みは私を起こす

地の上では誰もおなじさまよう

かけっこで決まる勝者に私はなれない

抱擁をするはずだった

脳に去来する幾分の歴史は

胸を痛める