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sammy. /REVERSIES、新曲『Full of Lies』をリリース。

アコースティックと激情が交錯する、現代的エモロックの新境地。

“ワンマンオルタナロックバンド(?)”と公言するアーティスト、sammy. /REVERSIESが新曲『Full of Lies』を公開。これまでのエモ・グランジ的な音像に、邦ロック的なポップネスと現代ロックの洗練された質感を融合させた、ハイブリッドな一曲に仕上がっている。

楽曲は、まるで押し殺していた感情が一気に溢れ出すように、冒頭のサビから爆発的に始まる。「That was full of lies」というリフレインには、過去の後悔や葛藤の重みがにじみつつも、それでも前へ進もうとするエネルギーが宿っており、まるで“偽りに満ちた世界で、それでも本音を叫びたい”という切実な声が響いてくるようだ。

その後に訪れるのは、静けさと歪みが交錯する繊細なセクション。アコースティックギターの素朴な音色に導かれるように、彼の儚くも芯のあるボーカルがささやくように語りかける。やがて感情の波に合わせるように、再び楽曲は熱を帯びていく。重ねられたエレキギターとドラムが感情のうねりを押し上げていく。



歌詞にはsammy.らしい自己嫌悪や現代的な孤独、皮肉交じりの諦念がにじみ、英語と日本語が自然に混ざり合うことで、よりリアルな感情の断片が描き出されている。「Nothing ever changed at all, just numbers running down the wall.」という一節には、現代社会に対する静かな抵抗と憂鬱が読み取れる。

本作は、国内外でリスナーを増やし続けているsammy. /REVERSIESの進化とバランス感覚を示すターニングポイントとも言える作品。洋楽のラフなグルーヴと、邦楽的な感傷を自然に行き来するそのスタイルは、まさに現代の“孤独なオルタナティブ”を体現している。

矛盾した自分と、それでも生きていく選択。

sammy. /REVERSIESの『Full of Lies』は、
そんな誰かの“答えのない夜”に、静かに火を灯す。

アーティスト情報

  • sammy. /REVERSIES

    sammy. /REVERSIESは、"ワンマンオルタナロックバンド(?)"というスタイルを掲げ、グランジ・オルタナティブロックを基盤に、パンク、エモ、ロックンロールなどの洋楽を根底のルーツに持ちながら、J-RockやVOCALOIDなど多彩なジャンルにもリスペクトを持つ独自の音楽を展開する。 双極性障害と向き合いながらも、2024年に本格的な音楽活動を開始した。 彼は他にもノンバイナリーなどを公言し、LGBTQA+のコミュニティーなど、マイノリティーや心の痛みを抱える誰かにに寄り添い、ともに叫び、痛みを共有するようなメッセージを込めた曲が多く存在する。時には英語詞も交えながら、国内外のオーディエンスへ届くよう、音楽を作り続けている。

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