21世紀の外伝のジャケット写真

歌詞

ひとりぼっち ともだち (Demo)

岩下啓亮 Sardine

着の身着のまま 昨日着たシャツのまま

うずたかく積まれたビール 空き缶の山

好きな時間に起きて 好きなものに囲まれ

好きな場所に寝転がり 好きなときに眠る

きみがいなくなって何日が過ぎ

独りになって何を失ったんだろう

誰も文句いわない 忠告することもない

誰もぼくの自堕落 咎めようとはしない

中略

ああ ありあまる自由の意味を知った ああ 自由はまるで牢獄みたいだ

ああ 何度も 何度も思い知らされる 今ここには きみがいないことを

なあ 自由と孤独の引き替えだ ああ いいとも ひとりぼっちともだち

  • 作詞者

    岩下啓亮 Sardine

  • 作曲者

    岩下啓亮 Sardine

  • レコーディングエンジニア

    岩下啓亮 Sardine

  • ギター

    岩下啓亮 Sardine

  • ボーカル

    岩下啓亮 Sardine

  • バックグラウンドボーカル

    岩下啓亮 Sardine

21世紀の外伝のジャケット写真

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2002年制作のラストアルバム『21世紀のプロテストソング』は最重要作品であり、かかった労力も並大抵のものではなかった。私は前にリリースした『chicane』でバックトラックの稠密さを示したが、続くこの『外伝』では楽曲の成り立ちを明かし、『21世紀のプロテストソング』の構造を立体的に捉えることが可能ではないかと考えた。
『21世紀の外伝』では6曲の簡素なデモと2曲のアウトテイクに加えて、同時期につくった(アルバムとは無関係の)2曲を収録した。
ジャケット写真はアルバム制作に費やしたカセットテープとCD-Rを並べたものである。

アーティスト情報

  • 岩下啓亮 Sardine

    鰯こと岩下啓亮 Sardineです。 1983年から2003年までの20年間で、ひとり多重録音した楽曲が約200曲あります。これらを8枚のアルバムにまとめて2024年に順次アルバムをリリースしました。2025年はアンソロジーの代わりに、年代順に編集したアルバムを発表します。 その音楽は、多種多様です。親しみやすいポップスもあれば、社会的視点をそなえたメッセージソングもあります。プログレッシブな構築性もあれば、パンク的な破壊志向の側面もあります。手ごわいピアニストで、マッドなシンセサイザー弾きで、たどたどしいギタリストで、音の読めるベーシストで、緩いリズムのパーカッショニストで、ひとり多重コーラスを駆使する、不器用なシンガーソングライターです。それらすべてのパートが、一つの人格に統合されているのです。 ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。表情豊かな鰯の音楽を、ぜひお聞きください。

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