21世紀の外伝のジャケット写真

歌詞

ワルツ アメリカ Ⅰ (Demo)

岩下啓亮 Sardine

窓をぬけ出しておいで 月あかり照らす通り

いらないものなど置いて 必要なものだけもっておいで

おー ワルツアメリカ

動きだす このダウンタウントレイン

そう なにもいらない 答えなど 用意せずに

世界は大きなお祭り 友情 愛 満ちあふれた

誰かがきっと待ってる その気配 呼び覚ませば

おー ワルツアメリカ

真鍮の警笛が 始まりを告げる

帆船が 港 離れる そのとき

一筋の雷 ひたはしる轟き

夜の空ひらめき からだじゅう貫き

幾千の花火が 咲きほこる喜び

もたれかかっているきみが 眠ってるあいだに

ぼくはこのうたをかいた 手探りで 深く 柔らかいところまで

おー ワルツアメリカ

飛び乗った このダウンタウントレイン

ああ 自由の女神 開拓者 アドベンチャー

もう なにも考えず

おやすみ

ぐっすり

今夜は

  • 作詞者

    岩下啓亮 Sardine

  • 作曲者

    岩下啓亮 Sardine

  • レコーディングエンジニア

    岩下啓亮 Sardine

  • ギター

    岩下啓亮 Sardine

  • ボーカル

    岩下啓亮 Sardine

21世紀の外伝のジャケット写真

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2002年制作のラストアルバム『21世紀のプロテストソング』は最重要作品であり、かかった労力も並大抵のものではなかった。私は前にリリースした『chicane』でバックトラックの稠密さを示したが、続くこの『外伝』では楽曲の成り立ちを明かし、『21世紀のプロテストソング』の構造を立体的に捉えることが可能ではないかと考えた。
『21世紀の外伝』では6曲の簡素なデモと2曲のアウトテイクに加えて、同時期につくった(アルバムとは無関係の)2曲を収録した。
ジャケット写真はアルバム制作に費やしたカセットテープとCD-Rを並べたものである。

アーティスト情報

  • 岩下啓亮 Sardine

    鰯こと岩下啓亮 Sardineです。 1983年から2003年までの20年間で、ひとり多重録音した楽曲が約200曲あります。これらを8枚のアルバムにまとめて2024年に順次アルバムをリリースしました。2025年はアンソロジーの代わりに、年代順に編集したアルバムを発表します。 その音楽は、多種多様です。親しみやすいポップスもあれば、社会的視点をそなえたメッセージソングもあります。プログレッシブな構築性もあれば、パンク的な破壊志向の側面もあります。手ごわいピアニストで、マッドなシンセサイザー弾きで、たどたどしいギタリストで、音の読めるベーシストで、緩いリズムのパーカッショニストで、ひとり多重コーラスを駆使する、不器用なシンガーソングライターです。それらすべてのパートが、一つの人格に統合されているのです。 ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。表情豊かな鰯の音楽を、ぜひお聞きください。

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