emergence Front Cover

Lyric

Petrichor

yukueshirezu

もう雨はあがったのにまだ遠い空を見てる

台風の去った朝 ぼくはなにかをなくしていた

思い出したように天井をみつめる

名前を持たない だれかとの会話

二度と忘れないように永遠にして仕舞いたい

懐かしささえ忘れていた

陽だまりの匂いを風が運ぶ

いらない荷物を捨てて 叶うことのない約束をしよう

わからずやの君はどんな表情をするだろう

涙がいらなくなるまでは泣いていてもいいから

花は咲く場所を選ばない

風に乗ってたどり着いた場所に 何も言わずに根っこを下ろして

そうやってなにもかもを犠牲にしてしまって 二度と会えなくても同じ空を持っている

ありふれた希望に手を伸ばすように

なくしたものはすぐそばにあった

お守りのように身に着けて 鏡の前で姿勢を正した

これが唯一出来ることだった

通行止めを迂回して

寄り道をして息を整えた

返事を出来なかったこと

今日はその返事をすること

なにかを選んで人生を進めて

怖くはなったけど逃げたくはなかった

雨上がりの気持ちをどうやって伝えればいいだろう

感情が増えたから

ありふれた言葉ではすこしだけ足りない

諦めることは明日にだって 間に合うはずだから

自問自答は終わらなかったけど 考えることで進んだ気がする

前を向く理由は きっとたくさんあるから 一つにこだわる必要はない

ようやくわかったよ 君の伝えたかったことを

濡れた心を陽射しが乾かしていく

手には花束を持って 今日は君に会いに行こう

  • Lyricist

    yukueshirezu

  • Composer

    zama

emergence Front Cover

Listen to Petrichor by yukueshirezu

Streaming / Download

  • 1

    Endless

    yukueshirezu

  • 2

    10/27

    yukueshirezu

  • 3

    Glass sphere

    yukueshirezu

  • 4

    limited

    yukueshirezu

  • ⚫︎

    Petrichor

    yukueshirezu

Artist Profile

yukueshirezu

"