Lyric

桜が舞い散り 始まった由々しき

思い出を持ち出して 一歩も動けずに

ただ心の中で一人 夢見ては覚めて

覚めてはまた 夢の中へ舞い戻る

忘れ難きあの光景が また胸を締め付ける

薄暗くなった校庭で まだ笑い声はやまず

汗くさい体を 誰一人 気にせずに

ただひたすら コンビニの前でガリガリ君かじってた

秋風吹く頃に 舞い上がって恋をして

アホくさいことばかりして 二人の時を刻み

この小さな手を 決して離さないと思ってた

あの子の手は 今はもう ほかの誰かに握られて

前のカゴにはこんもり 夢と希望を入れて

後ろの荷台には 不安と絶望を縛りつけ

赤信号を無視してぶっ飛ばす

マフラーの下に ほんのり汗をかきながら

まだ見ぬ明日に 予測できぬ明日に

保障されぬ明日にビビりながら

でももっと大きなものを 抑えることができず

まだ見ぬ明日に 予測できぬ明日に

保障されぬ明日にビビりながら 僕は旅立ちます

明日だけを見据えて 歩いていくこともできず

昨日だけを振り返って 生きていくこともできず

ただ今だけを真剣に 見つめ続けることもできず

人は混沌の中で 明日を迎えるのでしょう

まだ見ぬ明日に 予測できぬ明日に

保障されぬ明日にビビりながら

でももっと大きなものを 抑えることができず

まだ見ぬ明日に 予測できぬ明日に

保障されぬ明日にビビりながら 僕は旅立ちます

保障されぬ明日にビビりながら 僕は旅立ちます

誰も何も知ることのできない明日にビビりながら 僕は旅立ちます