Lyric

零れる涙はいつの日も

美しいものとは限らない

その時にしか味わえない

片時の煌めき

涙を拭うほど惜しいものはない

巡り巡る色とりどりのカットに

その一筋の雨は

追憶の中に生きて

忘れらないシーンになる

強く残る

目に焼きついて

離れやしないのさ

君に見せたくない弱さ

泣かないと決めた昨晩の

覚悟無駄にしてしまうと

躊躇ってしまうの

君にだけはせめて全て

見せて受け止めてもらいたい

頬が潤うことを

恥ずかしがらずに

耐えてないでほら

ぐちゃぐちゃでいい

泣き果てたらいい

いま傘をさす君の左手が

私の右耳に当たらぬよう

お互いに気遣い配慮して

結局２人はびしょ濡れで

だけどそれがまた良いの

想い合い故に濡れたなら

このまま雨を浴びながら

崩れた前髪を笑い合って

いま露先を伝うあまつぶ

肩濡つまで降れよ降れよ

もう一層の事抱きしめて

ふたりでひとつを分け合って

２度とない瞬間を愛おしんで

隣にいるってそれだけでもう

幸せなことだ

いまは先のことなど

考えられないけれど

幸せだけじゃない未来も

きっと訪れるけれど

ただただ一緒にいたい

悲しみや苦しみに溺れた時

君以外の誰かには

晴らせないだろうから

いま傘をさす君の左手は

私をそっと包み込む様に

お互いに肩を寄せ合って

雨空に乞う際限の無い空(みらい)

手の平差し出し確かめて

着実に進んでいけるなら

このまま雨が上がるまで

ずっと笑っていよう

まさに最高のあま上がり

差し込んだ光に反射して

色濃く輝くアスファルト

手を繋ぎ前へ歩き出そう

その後雨が止まなくても

それはそれで肩が触れて

隣で笑っていられるから

晴れも雨も別に関係ない

いま露先を伝うあまつぶ

肩濡つまで降れよ降れよ

もう強く長く抱きしめて