Crabfood Front Cover

Lyric

cold morning

The Shanghaiganiz

運命をどっか置いてだいぶ

錆びついたメリーゴーランド

埋まらずに空いていたお腹

雪のない街 冬の朝

公園のベンチ感じ悪い

麓の丘で遊んだっけ

言葉足らずのことだらけ

それは手を差し伸べた

感情剥きだした怪獣は

私の頬に噛みついて

心臓取り出した主人公は

誰かの犠牲に殺されて

そして電車は止まらずに

あと少しの後悔も

連れ去って次へと繋ぐ

膨張したテンポは風景に

ぼやけた空気に息遣いが

痙攣する腕の癖は治った

けれど乾いた耳障り

途端に悪魔は聳え立って

増える洗えなくなった服

動転した境地の水を枯らし

運動場の端に吐いた 捨てた

そして電光板変わらずに

際限なく新情報を

流して列島へと伝う

優秀を美とした社会は

私の傷を塞ぐふりをして

権限を手にした人類は

何人の死体も押しのけて

しょうがなく済んだ存在は

どうしようもないこの世界は

楽観的になったな

断片的になったな

だんだん年齢に慣れてきた

生きてることに飽きたな

どうでもよくなったな

だんだん否定的にもなってきた

  • Lyricist

    Kento Okuda

  • Composer

    Kento Okuda

  • Recording Engineer

    OSHIDAX

  • Mixing Engineer

    OSHIDAX

  • Mastering Engineer

    OSHIDAX

  • Guitar

    Kento Okuda

  • Bass Guitar

    Moeno Arime

  • Drums

    Ayane Mukai

  • Vocals

    Mana Yunokizaki

Crabfood Front Cover

Listen to cold morning by The Shanghaiganiz

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  • 1

    our songs

    The Shanghaiganiz

  • ⚫︎

    cold morning

    The Shanghaiganiz

  • 3

    signs of spring

    The Shanghaiganiz

  • 4

    happy, my life

    The Shanghaiganiz

  • 5

    ruined

    The Shanghaiganiz

  • 6

    detour

    The Shanghaiganiz

  • 7

    catfood

    The Shanghaiganiz

  • 8

    thorn in my flesh

    The Shanghaiganiz

  • 9

    candy

    The Shanghaiganiz

  • 10

    juice

    The Shanghaiganiz

  • 11

    strawberrymilk

    The Shanghaiganiz

  • 12

    please on my grave

    The Shanghaiganiz

  • 13

    lovestory1

    The Shanghaiganiz

・PR
「カニ餌」。新宿の飲み屋で、ボーカル・柚木崎が現在「野良猫」となった元タイトルの「CATFOOD(ネコ餌)」を冗談まじりに文字った言葉によってアルバムが形作られていった。前作EPでその多様的なジャンル性を垣間見えたことをバネに、さらに広範囲なロックサウンドかつパワーが増した演奏が詰まったLPを出すことを目指してきた3年間でした。音楽やライブは時代の移り変わりにより、高貴なエンターテイメントだったものから、作業用のBGMとして簡易に楽しめるオーディオや動画となった。そんな現状に警鐘を鳴らしつつ、現段階の私たちができることをあらゆる生きしもの、例え猫にでも消費されるようなミュージックを皆さんに召し上がっていただきたい。

・力を入れたところ
アルバムという形で出すことから始まってるところからトラックリストは曲が完成していく度に、何度も順番を入れ替えて、考え抜きました。最終的なものはレコードのようにA面・B面がそれぞれ別の表情が見えるようになりました。A面は、前作で好評を得ていたメロディアスで純情なロックをここ3年で作成してきた様々なナンバーから強いものを取り揃え、B面は新しい層を囲い入れるような、実験的なポップスが多く入っています。過去の活動から得た実感を定着なものにしつつ、新たな分野にも足を踏み入れる希望にも満ちた一枚となっております。

・聴いてほしいポイント
どの楽曲も違う色があって、プレイリストに組み込みやすくなっているところもありますが、一度アルバムを1曲目から通して聴いてみてほしいです。あわよくばレコードに刷りたいほど、各楽曲の繋がり方を意識した曲順に決めました。特に、7曲目である「野良猫」はアルバムの中心となった楽曲であり、その意味性はアルバムを通すことでわかっていただけると感じています。定食やコース料理のように、一品一品がおいしいと思えるような楽曲でありつつも、通していただくことで私たちが作ってきた気持ちに近づけられるかと思います。

Artist Profile

  • The Shanghaiganiz

    2018年、高校の軽音楽部で結成。2021年より活動、メンバーの変更や休止期間を経て2025年に活動再開。 同じ高校の仲間で構成。 フォークソングからオルタナティブロック、シューゲイザーなどジャンルレスな楽曲の幅を持ちつつ、 力強い女性ボーカル・コーラスを中心としたアグレッシブな演奏を奏でる、和製ロックバンド。 各楽曲異なる趣向を凝らした「美しいままに」- EP 発売からおよそ3年ぶりに、 前作の多様性をよりパワーアップさせた「カニ餌」- LP が5月に配信される。

    Artist page

Rover Recordings

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