Lyric

シグナル変わる　交差点の隅

こぼれ落ちた　月の光を見つめ

誰かの足音　遠く響いてる

夜は終わらないまま　ゆっくり続く

虚ろな瞳で　焦点失うとき

心の中に　明確なラインはない

あふれる夢と　少しの不安が

交錯するたび　切なさが混ざり合う

この街を彷徨い　形のない未来を

探し続けるのは　ただ怖いからじゃない

ネオンの輝きに　少し背中を押され

見えない道でも　踏み出してみたいの

滲む街角　妙に染みる看板

通り過ぎた時間が　足元を縛る

だけど立ち止まれない　本能が叫ぶ

この胸に宿る衝動こそが証拠

雑踏で埋もれた　夢があっても

孤独な夜こそ　磨かれる根性

鼓動をビートに変換　声を響かせる

ありふれた日常だって　俺が塗り替える

気付けば遠くに　夜明けの足音

僅かな希望でも　大事に育てたい

陽が昇れば　また違う自分がいる

迷ってもいい　先へと歩いていく

不器用な足取り　それでも進むのは

ここで終わるには　まだ早すぎるから

冴えない現実に　負けそうになっても

小さな勇気を　捨てずに持ってたい

朝焼けが街を　少しずつ染めてく

行き交う人も　急ぎ足に変わる

ネオンに頼った　夜を抜け出して

新しい一日へ　わたしは踏み出す