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Lyric

retro

callow

木漏れ日染まる街

立ち止まり瞼を閉じる

火照る日差しの中

微かに香る並木道

巡る街の中で

いつしか歩幅も開いて

思い出せないんだ

あなたの笑顔も涙も

舞い散る銀木犀が

行き場を失くし降り積もる

濡れた袖口に気付かぬまま

秋が色付いてきたんだ

これが2人にとっての正解と

やけに綺麗な夜空に言い聞かせながら

項垂れた影ひとつ

送る空には今も未だ

噤む口元だけ

弛まぬように下を向く

響く雨の音色があなたの

嗚咽すらかき消していたんだ

秋風は攫ってくように

霜降る月までも運んでいく

僕等の為だけの静寂が

銀箔に包まれて溶ける

舞い散る銀木犀が

行き場を失くし降り積もる

濡れた花弁がそっと萎れてく

秋が過ぎようとしたんだ

これが2人にとっての正解と

やけに綺麗な夜空に

舞い散る銀木犀が

行き場を失くし降り積もる

濡れた花弁は遠い空まで

秋はまた繰り返す

あの夜の静寂と涙をなぜか

思い出したけれど消えてしまった

  • Lyricist

    Kotaro Oka

  • Composer

    Kotaro Oka

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