Lyric

『空気中の雨の味』

彼はこう言いたかっただけかもしれない

「どうか許してください」と

でも　映像はいつも

音よりもっと早く現れて

私たちにこの忌々しい虚無を取り除かさせようとする　彼は言った

この世界の入り口は

この道の先にあるからだと

道の前に向かって

1台のトラックが高速で疾走しているのが遠くに見える

僕はもっと信じたいと言った

このトラックは終点に着いていない

君はこれは幽霊車両だと　彼はいった

車上に載せているのは迷える幽霊だと

君は未来に到着したと思っているけど

昨日を忘れることを学ばねばならない

彼が両手を開き

地面でバランスを取っているのが見える

空が曲がり始め

彼の目が充血してくる

次の場所で僕は消えてしまうだろう。彼は言った

ふりだしに戻ることは

悪夢と同じだと

ひっそりとして誰も言葉を発しない

なんて温かい雨夜だろう

歌声が遠くない場所から聞こえてくる

男と女のシルエットが

別れられないかのように見える

そして、言葉は黒夜を分け隔てる

空気は雨の味に満ち溢れ

トラックが疾走する音も

何とも言えない美しい音に変わる

こんな季節をどう過ごせばよいのだろう

他の季節とそれほど違わない

彼がまだここにいて　同じ話を僕に

もう一度してほしいとどれほど願ったことか

ついでに僕の目と肌も

青白い色に染めておくれ

《空气中雨的味道》

也许他本来只是想说

“请你原谅我”，我猜

但是画面却总是

比声音更快地出现

让我们试着去努力

干掉这该死的虚无，他说

因为这个世界的入口

就在这路的前面

我望向这路的前面

一辆卡车正高速地驶过

我说我更愿意相信

这车开不到终点

你就当这是幽灵的快车，他说

搭载的都是迷失的幽灵

你以为你到达的未来

但是却要学会去忘记昨天

我看见他的双手张开

在地面保持着平衡

我看见天空开始弯曲

让他的眼睛开始充血

我会在下一个地方消失，他说

回到最初的地方

就像在你最坏的梦里

静悄悄地无人说话

这是多么温暖的雨夜

有歌声从不远处传来

男人和女人的剪影

看上去似乎不可分离

而词语就这样划过黑夜

空气中充满了雨的味道

让卡车驶过的声音

也变得无比的优美

我不知道应该如何度过这样的季节

这个季节和其他的并没有什么不同

我多么希望他还在这里

同样的话对我再说一遍

顺便把我的眼睛和皮肤

也染成苍白的颜色