帷が降りた無声映画のような夜
立ち尽くしたホームに響く
最後の知らせは聞き逃した
家路に着く並木路に敷かれた無数の水溜り
まだ生き残る街灯の反射で世界を彩る
日を跨いでも昨日を終わらしきれない
諦めの悪い子供たち明日を忘れて
気を欺いても昨日を終わらせるから
最後の交差点で
見上げた空はいつまでも変わらないまま
世界の果てまで繋がり続けて
訪れる晴れ間は表情を変えないから
今日この街を後にする
街灯が照らした寂しさの1人歩き
蚊帳の中で無限に広がり続ける闇を
世界に閉じ込めて
羽を広げて何処までも飛び続けよう
居場所を持たない僕らは
自由でどこへだっていける
その先が闇だろうとその手は離さないから
またこの街に帰ってくるよ
帷が降りた無声映画のような夜を
引き裂くように日が差した
憂愁を湛える心をそっと落とした
最後の交差点で
見下ろす街が綺麗に見えないこと
愛の意味が分からなくなったこと
訪れる晴れ間は表情を変えないから
握った手を離さずに
ねぇなにもないよこの街も世界もさ
ねぇなにもないよこの夜から逃げ出そう
帷が降りた無声映画のような夜に
最後の旅立ちを
帷が降りたらさよならを
- Lyricist
Kairu
- Composer
Kairu
Listen to Kironite by Ruby Seaside
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Haruwonomu
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Kironite
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Hakike
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Aogakesu
Ruby Seaside
Ruby Seasideが2枚目となるE.P.「永遠に還る」をリリース。前回リリースされた「Kamitsure」にも収録されている「春を飲む」はリミックスされてリード曲で収録。さらにフルアルバム「Kodoku」にも収録されていた「青が消す」はついにフルver.として再収録。他2曲の新曲を含む4曲入りのE.P.となっている。
Artist Profile
Ruby Seaside
古都奈良発。Vo.&Gt.カイルが書き出す真っ直ぐな歌詞を 不安定なコード感や、変拍子による3ピースのバンドアレンジで 表現するギターロック・オルタナティブロックバンド。 「心の死と再生」を表現の中心とし、 人々の葛藤やジレンマなど、思い悩む心をぶち破る攻撃的楽曲から 時に寄り添い合えるような楽曲をも武器としている。
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