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END ALLが日本のスラッシュメタルの新勢力の中から登場したのは2009年の事。
当時のシーンに大きな衝撃を与えたわけでも無ければ、旋風を巻き起こしたわけではなかった。
だが、荒波のように変化していくシーンの中で、幾度もメンバーチェンジを重ねながらも、サウンドとマインドを変容させる事無く、たゆたえど沈まない活動を続け、今やシーンを牽引する存在になりつつある。
そんなEND ALLが2017年に満を持して作り上げたのが初のフルアルバム「SIGNS OF LIFE」だ。
本作はまるで強炭酸のような爽快さを感じさせる勢いとキレのよさ、これまでの経験等で得た音楽も熟成、コクがあるのにキレがあるサウンド、そして、ビール腹にも負けない貫録をも感じさせる。
当時のEND ALLの充実振りと魅力を無濾過のまま絞り出し、パッケージしたアルバムである。この旨みをじっくりと感じとってほしい。
多田 進(KABBALA zine)
1.Through New Eyes
2.The Sign Of Life
3.Cut It Out
4.Flash Back
5.Strike Down
6.Get Thrashed! Get Drunk!
7.If I Don't
8.Breakaway
9.In A Loud Voice
10.Knowledge & Technology
11.It's Time To Metal
END ALL(エンドオール)。 田中“さとつ”諭/Satoshi Tanaka(vo,b) 岡田“Karl”精二郎/Seijiro“Karl”Okada(g) 楠 大地/Daichi Kusunoki(ds) 2009年より始動。度重なるメンバー・チェンジを経ながらも精力的なライヴ活動を続け、2017年に初のアルバム「SIGN OF TIMES」を発表。2018年には『METAL BATTLE JAPAN』(https://metalbattlejapan.com)で優勝し、ドイツが世界に誇る巨大メタル・フェス『WACKEN OPEN AIR』に出場。さらに2020年には2ndアルバム「THE BE ALL,END ALL」を発表しているが、その後はメンバー脱退が相次ぎ、長年にわたりバンドを率いてきた田中のみが残って看板を守る形に。紆余曲折の末、2022年にはBLACK SWEETでの活動でも知られる楠、知る人ぞ知る超絶ギタリストの岡田を迎え、現体制となっている。 2024年1月にはこの顔ぶれでの初の公式音源にあたる5曲入りEP「GET INTO OUR RAGE」、さらに2025年にはシングル「BREAKIN’ IT FASTER」、オフィシャル・ブートレッグ的なライヴ作品「LIVE IT FASTER」を発表。当初の暴走型スラッシュ・メタルのスタイルを根底に保ちつつも、テクニカルかつ自由度の高い演奏スタイルでオルタナティヴ、プログレッシヴ、さらには王道ロック然とした方向へと音楽的領域を拡げながら、新たな支持層を開拓。爆音とビールを愛する田中の存在感はすっかりシーンに浸透し、彼と岡田、楠の3人の間にだけ起こり得る稀有な化学反応こそがこのバンドの魅力となっている。そして2026年6月、そうした今現在の充実ぶりを体現するかのような現体制初のフル・アルバム「HAIL MAIND」で世界を鼓舞し、勝負をかける。
TILL YOUR DEATH