Lyric

［Verse 1］

薄いカーテン越しの光が

やけに優しく見えるのは

あなたがいない部屋の

静けさに　まだ慣れなくて

［Pre-Chorus 1］

名前を呼びそうになるたび

胸の奥が　そっと軋む

［Chorus 1］

あなたのいない朝に

ひとり目覚めるたび思い知る

残された温もりだけが

まだ私をつないでること

泣き疲れた昨日より

少しだけ笑えてしまうのが

なんだか怖いよ

あなたがいない朝に

［Verse 2］

テーブルの上のカップには

冷めたままの時間がある

“平気だよ”と強がるほど

本当はあなたを探してる

［Pre-Chorus 2］

忘れ方を覚えていくたび

置き去りになる気がして

［Chorus 2］

あなたのいない朝に

窓を開けて深く息を吸う

昨日よりも痛みが薄く

なっていくことが苦しくて

戻れないと知っていても

まだどこかで願ってしまう

『おはよう』の声が

もう一度だけ響くことを

［Bridge］

時は優しいふりをして

少しずつ奪っていく

思い出も涙も

あなたへの想いさえ

［Final Chorus］

あなたのいない朝に

いつか慣れてしまう日が来ても

忘れたくない心の傷

それさえ愛と呼べるように

私の今日が始まる場所は

あなたがいた記憶の続き

さよならの意味を

まだ探している

［Outro］

静かな朝の中で

あなたの名前だけが

そっと胸に触れて

溶けてゆく