Lyric

最後の言葉さえ

どこか曖昧なまま残って

すれ違った気持ちだけが

胸の奥でまだ燃えてる

終わったはずの恋なのに

終われない場所に立ち尽くす

背中を向けたその瞬間より

心の中の沈黙が痛い

言えなかった想いだけが

静かに息をしてる

さよならより痛いものが

この胸の奥に残っている

終われなかった気持ちほど

重くて、苦しくて、優しい

離れることよりもずっと

向き合う方がつらいなんて

知らなかったよ

あなたを想うたびに

思い出の端っこに

まだ触れる勇気がなくて

手放したい気持ちだけが

夜の隙間に滲んでいく

忘れようとするたびまた

あの日の光が疼きだす

“平気だよ”とつぶやく声が

少し震えていることに

自分で気づいた瞬間

涙がこぼれそうになる

さよならより痛いものは

胸に沈んだ言えなかった言葉

終わらせたつもりの恋が

まだ心の奥で手を伸ばす

離れた距離よりも深く

あなたが残っている

忘れたいほど

忘れられない

もし時間が癒すのなら

こんなに苦しくないはず

それでも抱きしめてしまう

終われなかった気持ちを

さよならより痛いものが

未来への歩幅を止めてる

愛してたことよりも

伝えられなかった想いが重い

それでも前に進むために

胸に残る痛みごと抱きしめて

そっと今日を越えていく

あなたを想いながら

夜が明ける気配の中

まだ胸に残る影がある

終われなかった気持ちだけ

静かに揺れている