Lyric

雨の音が　二人を包んだ

最後のキスが　まだ頬に残ってる

言えなかった一言が

胸の奥で　今も泣いてる

指でなぞった　窓ガラスに

君の名前が　滲んでいく

あの笑顔は　本当だったのに

なぜ　こんなに遠く感じるの

ねぇ　最後の夜の沈黙は

優しさ？　それとも　さよなら？

少しずつ　時が解けても

忘れ方なんて　知らないまま

私の声が届くなら

今　もう一度だけ

君を愛してたこと

一つも嘘じゃなかったよ

涙に紛れた言葉が

まだ風の中　揺れている

もしも出会う前に戻れたら

私はそれでも君を選ぶ

たとえまた壊れる未来でも

傘も差さずに歩いた日

濡れた髪を　二人で笑った

そんな何気ない一瞬が

今は永遠より遠くて

胸にしまった君のシャツ

夜が来るたび　抱きしめてた

君に言えなかった夢たちが

まだこの手の中で眠ってる

季節が過ぎても終わらない

二人の時間がある

君を失ってから

世界が音を無くした

優しすぎたその背中に

何も残せなかった私

でもね　ありがとうって言いたい

それだけで　少し救われる

泣きたい夜も　愛だったと

雨の音に溶けるメロディ

君がくれた　その歌が

今も私を生かしてる

君を愛してたこと

もう隠さなくていいよね

涙がいつか光になる

そんな未来を信じていたい

そしてまた　どこかで逢えたら

きっともう一度　恋をする

今度こそ　離さないように