※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
『Divertimento」の三曲目で、”Menuett II”と対になる曲。これも同様に一つの主題とその派生要素から組み上げた曲です。「Divertimento」の基本モティーフのうち、短三度順次進行の要素と半音の順次下降を主に取り上げます。A-B-A’の三部形式ですが、” Menuett II” が主題の模倣と反復を主体にするのに対し、こちらは、主題の要素を分解、発展させる方法で構成されます。A,B共にそれ自体がそれぞれ三部に構成されており、いずれも中間部では主題の展開と派生要素の提示が行われます。Aでは主題の冒頭部分によってクライマックスが築かれ、BにおいてはA主題の和声進行と副次部に含まれる半音進行によって構成されます。A’ではコーダに備えて冒頭の主題提示が省略されます。全体としては嬰ハ短調の暗い色調とC♯音D♯音を中心とする二度音程の反復や四度下降音程とそれに関連する五度上昇音程などによる「長調とも短調ともつかない曖昧な感じ」が混合されます。改訂版です。
クラシカル系の作曲をしています。主にオーケストラ曲、室内楽曲の多楽章で構成する伝統的なものをメインとしていますが、メロディ偏重を特徴とします。今回の曲も八つの楽章からなる「Divertimento」の中の一曲です。