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baneの2作目となるEP『mono』は、プロデュースに瑛人やMs.OOJA らも手がけるRUNG HYANGを迎え、作曲・サウンドプロデュースには、加藤ミリヤ、平井堅、SIRUPなどを手がけるTomokazu Matsuzawa(T.O.M)、向井太一、Crystal Kayや清水翔太などを手がけるShingo.Sらを迎え制作された。
収録曲『YEY!』の作詞はRUNG HYANG、baneの共作となっており、日々の苦しみや孤独感を軽やかに昇華させるような、温かくも力強いリリックとなっている。また、加藤ミリヤ、平井堅、SIRUPなどを手がけるTomokazu Matsuzawa(T.O.M)による、リズミカルかつジャンルレスなトラックと、RUNG HYANGによるテクニカルなメロディーライン、そして詩吟とR&Bをルーツに持つbaneの歌力が相乗効果をもたらした、新しいジャンルを提示するような楽曲となっている。
収録曲『That Mind』は作詞作曲をbaneが手がけ、サウンドプロデュースにShingo.S、ギターアレンジに韻シストのTAKUを迎えて制作された。恋愛によって生まれる白黒(善悪)の感情をありのまま綴ったリリックと、水の中(恋愛)で溺れながらも苦しむことなく心地良いままでいられるような優しく浮遊感のあるサウンドが、何もかも包み込みほどいて行くような楽曲となっている。
収録曲『LIFE』は、いわずとしれたMONDO GROSSO×birdが2000年に発表したヒット曲で、数年前にもCMソングとして起用されるなど長く愛される名曲のカバーとなっている。瑛人やMs.OOJA らも手がけるRUNG HYANGのプロデュースのもと、ギターアレンジにオオニシユウスケを迎え、加藤ミリヤ、平井堅、SIRUPなどを手がけるTomokazu Matsuzawa(T.O.M)によるアレンジは、ブラジリアン・サウンドを取り入れた原曲を尊重しつつ、流麗なストリングスなどを交えてよりドラマティックに仕上がっており、またBPMを下げたことで詩吟とR&Bをルーツに持つbaneの声の響きが引き立つカバーとなった。
bane自身も「強くて不思議なパワースポットのような楽曲」というこの『LIFE』のカバーは、懐かしくもフレッシュで、baneのメランコリックな歌声によって、誰もが抱くサウダージのような郷愁を呼び起こさせる。23年前に発表された平成を代表する名曲のひとつに、新たな“命”が吹き込まれた。
今作『mono』についてbane自身は
“白と黒。そういった何色でもない唯一なカラー。
白は善で黒は悪。そんな印象が前提にある世界で私は黒が好き。
時々生まれてしまう黒い感情は嫌いで誰にも見せたくないけれど、それも私の一部で、私が持っている色。それを見ないようにして生きていくことは、とても息苦しい。そうして壊れていく予感がしながら生きていくくらいなら、持っているものが何色でも。白でも黒でも。私のまま(唯一=mono なカラーで)軽やかに生きていきたい。“
と想いを込めている。
bane(バネ) 横浜生まれ横浜育ち。 5歳から始めた詩吟や、R&B/ソウルをルーツに持つシンガーソングライター。 2020年の4月にシンガーソングライターとして音楽活動をスタートさせる。2022年9月には初のEP「air」をリリース。2023年12月に2nd EP「mono」をリリースし、翌年1月には初のワンマンライブを成功させた。艶っぽいリリックとジャンルレスなサウンドに乗ったグルーヴィーかつ自在な歌声が印象的。