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DJ NAG-TAとTOMOMI SUGIYAMAによる「Level ∞」は、上昇志向の自己啓発でも、ただの強がりでもない。むしろ本作が掬い上げるのは、現実の泥と矛盾を引き受けたまま、それでも前に進んでしまう人間の推進力だ。跳躍は綺麗事としてではなく、摩擦と傷の手触りごと提示される。
ビートの推進は直線的なのに、言葉の視線は多層に折り返す。価値判断を単純化せず、善悪や損得の手前で揺れる心身のバランスを、ラップの密度と間合いで“制御”していく構えがある。そこにTOMOMI SUGIYAMAの存在感が加わることで、硬質な決意が独り言ではなく、誰かの背中へ届く輪郭を持つ。
「Level ∞」という題は誇張ではなく、終点を想定しない運動の比喩だ。到達ではなく更新。勝利ではなく継続。禍すら飼い慣らし、虚無さえ抱えたまま進むというこの曲の態度は、2026年のDJ NAG-TAの現在地を最も端的に記録している。
神奈川県川崎市産まれ東京都渋谷区育ち。 ピアニストの母とレーサーであり実業家の父を持ち幼少期からピアノをはじめ様々な楽器に囲まれて育つ。クリエイターとして実業家として国内外ハイブランドのクリエイティブや音楽プロデュース、ファッションプロデュースに関わり、自身もDJやラッパーとして都内クラブや配信プラットフォームでプレイする傍ら、トラックメイカー、リミキサー、作詞家としてアーティストプロデュースも行う。 その音楽知識と実業家や生死を彷徨う極限の経験によりヒップホップの枠にとどまらないジャンルレスかつ独自の言語表現にて注目を浴びるアーティスト。