※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
DJ NAG-TAとTOMOMI SUGIYAMAによる「Level ∞」は、上昇志向の自己啓発でも、ただの強がりでもない。むしろ本作が掬い上げるのは、現実の泥と矛盾を引き受けたまま、それでも前に進んでしまう人間の推進力だ。跳躍は綺麗事としてではなく、摩擦と傷の手触りごと提示される。
ビートの推進は直線的なのに、言葉の視線は多層に折り返す。価値判断を単純化せず、善悪や損得の手前で揺れる心身のバランスを、ラップの密度と間合いで“制御”していく構えがある。そこにTOMOMI SUGIYAMAの存在感が加わることで、硬質な決意が独り言ではなく、誰かの背中へ届く輪郭を持つ。
「Level ∞」という題は誇張ではなく、終点を想定しない運動の比喩だ。到達ではなく更新。勝利ではなく継続。禍すら飼い慣らし、虚無さえ抱えたまま進むというこの曲の態度は、2026年のDJ NAG-TAの現在地を最も端的に記録している。
神奈川県川崎市出身、東京都渋谷区育ち。ピアニストの母とレーサーの父の影響で幼少期から音楽と芸術に触れ、独自の音楽性を形成する。 DJ/作曲家/作詞家/トラックメイカー/ラッパー/リミキサー/プロデューサーとして活動。ヒップホップを基盤としながら、メロディ・リズム構築・サンプリング・アレンジにおいて高度な作家性を発揮している。 国内外のラグジュアリーブランドでクリエイティブを担当し、moussyの立ち上げやBVLGARI 初の日本人デザイナーとしても活動。その後、音楽と映像を統合した作品制作へと活動を拡張する。 YouTubeやTikTok の映像作品が高い評価を得てバイラルを記録。TikTokでも多数のフォロワーを持ち、そのアウトプット量と完成度に多くのリスナーとクリエイターが強い支持を寄せている。 合同会社エヌグランデ代表として音楽・映像・デザインを横断した事業を展開。心肺停止・脳梗塞・人工呼吸器からの復帰という経験を持ち、その生命観が作品表現に深く反映されている。