ノアガリヒマチのジャケット写真

歌詞

ちどりの里

Choji

伊勢竹原の駅前に、市が立った日

幻のようなにぎわい、世間話と昔話

餅つきが始まった、蒸した湯気と香りがする

特別な日だけど、この土地の日常のつづきの日

ちどりの里に、また人がやって来る

いつもの顔、いつもの話、何度でも聞くよ

寄って集まって、何かがはじまる

愛しい野菜手にして、また来るわと手を振った

人は半分ぐらいになった、20年が経って

別の暮らしもしてみたいけど、やっぱりここがいいんだろう

名松線が入って来る、街からの人

また来てほしいから、ここに無い物ではもてなせない

ちどりの里に、また人がやって来る

あの日のことももう一度話せば思い出す

寄って集まって、何かがはじまる

愛しい野菜手にして、また来るわと手を振った

名松線がゆっくり動き出す

みんな並んで見送った、確かみんな笑ってた

エンジン音が少しずつあがってく

あのおばちゃんは頭下げて最後まで見送ってた

  • 作詞

    Choji

  • 作曲

    Choji

ノアガリヒマチのジャケット写真

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ノアガリヒマチ(野上がり日待ち)とは、旧美杉村(三重県津市美杉町)あたりの方言で、田植えや収穫を終えて一息つく農休みのこと。田んぼに茶畑、地域の人たちとの交流、そして生き物たち。ここに移り住んで自らも田んぼ耕作をするChojiが書く、日本の農村での暮らしや営みから生まれた9曲を収録。うち一曲は地元民謡のアレンジ。

演奏は、Choji(ピアノ、ギター、ボーカル、篠笛)、原さとし(バンジョー)、倉井夏樹(ハーモニカ)、関根真里(パーカッション)。他に地元の人の声なども当地で録音。レコーディングエンジニアはガンボ・スタジオの川瀬真司。ジャケットデザインはトリタニタツシ。美杉の土蔵と、横浜のガンボ・スタジオとで収録した作品。

アーティスト情報

TSUKION-Entertainment

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