

杭を抜く 身を固定するレダ アケイシャ
眼がみえるいま 不完全な死に生きる舞踏は汗をかく
契り切る一律の夢想 人跡のない湿地
足の指に浸みる水 生きる軸に風が吹く
こころ消した芥子の花が咲いていた林道
いそぐ足は曖昧な価値をもつ
ときに秋を殺す冬の歩廊で人はそれでも、生きてゆく
夭折の造形美 鋭利な眼をゆずる
天に向けられた幻視をも凌ぐ燕脂色の黄泉の手に落ちる夢をみた
栞なきいま この先には限りなく余地がある
完璧な被造 翠眉 人喰いに野人 歌人は源流をすする
空腹の細くした五、六指が伸ばす擬態の果実
手探りで頭薬を擦ろうとする暗室は側薬
二重扉 ノブを探す はやく この荒くれた感覚を露にする
頭にくる 錆色の蝶番を蹴る爪先
浮かばない氷河 今日は今日だ 戸惑うなもうこの詩
保存する凍土 こどもどもや 孤独感
セラミックの蔦を掴む 誘惑は深く文末をつなぐ
当て所もなく雨の音を書く コートもなく 濡れたこころを探す丸薬
溶けるまえの真珠 光よりもはやく死ぬ
葉は朽ちる カタルシスの暁 ふと長すぎた髪をきる
難儀する 黴つくる部屋で足括るサディズムの雫 汗
身に砕けた血肉や毛 リリック 螺旋状の生きる糧
生きるわけを求める あの頃のあの子の影は一部だけで
日々ふざけ歩く道 ふたてに別れた生きる果てを行きうたえ
契る野生 息 温度 生きようとするきみのしがみつく足をみる
鎧戸を引いて転びそうな原野 原生でこの非情な死期と滅びろ
本当の色を掴む 地層深く 詩をつなぐ
看取る春 夏と秋 疫病神 拍動 いまいちど開く
二重扉 ノブを探す はやく この荒くれた感覚を露にする
頭にくる 錆色の蝶番を蹴る爪先
浮かばない氷河 今日は今日だ 戸惑うなもうこの詩
保存する凍土 こどもどもや 孤独感
厳冬はこころ 本当のことのみや 戦きや物乞いが歩く
嗄れた気管支に血が走り 身代わりにやる貴様 君
いまわたしに在るべきすがた 落石の深間 腐らせた 蓋の隙間から漏れた
骨肉臭 直立する生前と色のついたガラス瓶
わたつみ 弾み 月を割る燕脂 わたくしのカタレプシー
離れすぎた冬の清濁は幻覚か或いは時間 去勢
未完の背に落とす赤煉瓦 誰か 焼き払われた我ら 頭で現れたアテナ
つまりあれは溶解の暗示 寒気鋭く 承認欲求とする呼吸
夕刻の戯言 アルヴァノト 分解するマザーボード
腹の音を聞く ノイズはいつの日も人を 安息を許さない
凍てついた水面はゆるがない
- Lyricist
Sonarr
- Composer
Sonarr

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