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変身できなかった朝に、乾杯。フランツ・カフカの『変身』から100年余り。グレゴール・ザムザが虫になった朝、僕らはまだ人間のままでいる。27歳、ロックスターが伝説になる年齢を迎えても、平凡という病から抜け出せない日常への、静かな著者noughtの反逆歌。
「8月22日」は、著者noughtの27歳の誕生日の変身の物語を逆説的に描く。蝉が7年の準備を経て空へ羽ばたく夏の終わり、賞味期限切れの牛乳と対話し、出さない手紙をカフカに綴る主人公。獅子座から乙女座への境界線上で、「変身しないという変身」を選ぶ。
処方箋は音楽、副作用は孤独。
もう笑うしかない、この喜劇を。