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「人の為」という言葉が「偽」という字になるという日本語の皮肉な構造から着想を得た楽曲。利他主義の裏に潜む自己愛、善意という名の自己満足、そして偽善の多層構造を、文学的でありながら挑発的な歌詞で描き出している。
オスカー・ワイルドの「誠実さは最高の偽善」という逆説を引用しながら、現代社会における「正しさ」への疑問を投げかける本作。「やりたいようにやる」という一見自分勝手な宣言の中に、むしろ誠実さを見出そうとする、芸術至上主義的アプローチが光る。
サウンド面では、日本のオルタナティブロックの影響を受けた疾走感のあるピアノと、感情的なギターソロが印象的。AIボーカルkuuの透明感のある歌声が、皮肉な歌詞に不思議な美しさを与えている。