さよなら、ポラリス。のジャケット写真

歌詞

さよなら、ポラリス。

真咲

さよなら、ポラリス。

つかんだ裾を 振り払う手

薄暗い微笑み 氷点下の声

閉じた世界と 鳴らない時計

噛み過ぎた爪 無垢なまま こころ 何処へ

ひらり はらり ちぎれて

溶ける わたしの 羽根

「愛しているよ」「ねぇ、傍に居て」

絡みついた鎖

闇夜の 窓辺 冬三日月

着信 なぞる指 止まらない震え

ほたり ほたり こぼれる

涙 言葉 支配の糸

癒えない孤独 傷だらけの背を

隠し うずくまって

おとぎ話で読んだあの星は 小さな希望だった

汚れた部屋の隅 裸足のままで

満ちたりた世界 夢を見ていた

ひとりぼっち くちびる噛み締めて

光 求めていた

記憶の欠片 優しく抱いて

「もう、いいよ」って 鏡の前 囁いて

きらり きらり かがやく

笑顔 灯る こころ

断ち切る鎖 さよなら またね

見上げる空 あの星

歩き出そう きっと大丈夫

自分の足で さあ

  • 作詞

    真咲

  • 作曲

    Chief Meat

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    さよなら、ポラリス。

    真咲

さよなら、ポラリス。

1.真咲
どれだけ時間が経っても、
鮮明によみがえる。
どれだけ遠く離れても、頭の奥に響いてくる。
拒まれた手、突き刺す言葉、温度のない声。
あたりまえだと思っていた。
それが、わたしの世界だった。
ふと、見上げた空に輝く、ひときわ強い光。
知らない世界を照らすあの星は、わたしに問いかける。
あなたはいま、笑っていますか?

2.Chief Meat
ピアノが大好きでした。家にはグランドピアノ。母は音楽教師。自らの血を継いだと大喜びした彼女は、息子の胸をメスで開き、脳に電極を刺すかの如く、知識を移植しようとします。「音楽は楽しい」という想い以外は、全て母から習いました。もしかしたら今頃こんな曲を弾けるようになっていた道がどこかにあったのかもしれません。今でも親に隠れてしか音楽を作れない僕は、絶対に誰にも覗けない心の中で、あの頃の古めかしく懐かしいヤマハのグランドピアノをぽろんぽろんと弾くのです。幼い頃の道しるべは、必ずしも正しい方角を示すわけではありません。心細さにつけこむポラリス(極星)に頼ることなく生きられたなら…そういう想いをピアノの旋律に込めました。

アーティスト情報

  • 真咲

    聞けば不思議と癒やされてしまう心地いい声で、様々なジャンルを歌いこなすシンガー。 2008年よりニコニコ動画で歌い手活動を開始。 2014年、ボカロPとして楽曲制作をしていたChief Meatとともにオリジナル曲の投稿を始める。 しばしの休止期間を経て、音声配信アプリstand.fmで発信を始め、 2021年から音楽活動を再開。 現在、メタバースアプリclusterなど、インターネットを中心に活動中。

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