日がな懲役を費やすように
鉄格子の先の空を見る
哀れ 収監された牢獄で
解放の日を夢見る日々です
明日 未明 すべてが変わるんだ
こんなディストピアとおさらばだ
きっとそうだよ きっとそうだろう
不条理だって完璧じゃないさ
空いた鍵穴があるんだ
雁字搦めの心で回す 鍵を
今夜 この檻を抜け出そうぜ
つれない奴らの目を盗んで行くんだ
計画もなく 走り出した 杜撰な逃走劇を
常夜灯は消さないで
幸福の陰を追って生きていたいんだ
退路を塞ぎ 心を穿つ 一筋の夜で共犯者になろう
まただ この天井を憶えてる
鉄格子の先の空を見る
ここは環状だけが残された
僕らの為の小さな國です
今日 未明 何かが変わった?
進化 退化 どちらでもいいが
僕は僕から 逃げ出したいんだよ
心の臓が内から叩いて
狂ってしまった時計のようだ
誰か僕を終わらせてくれないか
今夜 囚われたまま行こうぜ
救いようのない朝を救ってみたいんだ
サイレンが鳴り 罵声が轟く 信じる神もいない
0.の確率を引くまでは止まれない
生きていたいんだ
賽の目を待つ事もせずに
一筋の夜へ飛び込んでしまおう
飛び込んでしまおう
まただ
- 作詞
渡井翔汰
- 作曲
渡井翔汰
- プロデューサー
Ryotaro Takeuchi
- レコーディングエンジニア
Ryotaro Takeuchi
- ミキシングエンジニア
Rikiya Fukuyama(Studio do-do)
- マスタリングエンジニア
Rikiya Fukuyama(Studio do-do)
- グラフィックデザイン
N.I.L 1979
- ギター
Kosuke Okamura, Kohei Saiki
- ベースギター
Kazuma Okuda
Varrentia の“環國”を
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環國
Varrentia
渡井翔汰ソロプロジェクト"Varrentia"の新曲"環國"は特殊な作曲方法によって制作された楽曲だ。2023年末のクリスマスイヴに都内某所のレコーディングスタジオをロックアウト(貸切)し、24時間の制限時間内に楽曲を書き上げるというルールのもと開催された「制作監獄」という企画の中で誕生した。うだつの上がらない自身の現状から脱却したい主人公の感情と、裏テーマ的に存在していた制作監獄からの"脱獄"をリンクさせたダークでありながらダンサブルな楽曲に仕上がっている。
アーティスト情報
Varrentia
2021年6月に活動休止したロックバンドHalo at 四畳半のVo&Gt渡井翔汰によるソロプロジェクト"Varrentia"。アーティスト名の由来は物語を意味する"Narrative"のアナグラムとなっている。
Varrentiaの他のリリース
幻獣出版