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「荷ほどきのフィナーレ」は、上京の日から未開封のまま運び続けてきた荷箱に、四度目の引っ越しの前夜、ついに鋏を入れる再生の情景を描いたミディアムテンポのシティポップ。
畳に並ぶ茶色の箱、黄ばんだガムテープ、側面に残る「だいじ」の文字、荷造り紐を切る鋏の音、そして一本だけ残す実家の鍵――過去を封じたまま運ぶ暮らしの終わりが、身軽な春の始まりを静かに浮かび上がらせる。
架空のAIシンガー Akemi が歌うのは、開けたら帰りたくなる気がして封じてきた過去とようやく向き合い、帰らない鍵一本ぶんの距離で故郷と付き合い直すことを選ぶ大人の感情。
70年代後半から80年代初頭のニューミュージックやシティポップが持っていた、引っ越しの夜、畳の部屋の空気、旅立ちの荷物を描く叙情性を下敷きに、現代的な感性で再構築した一曲となっている。
十八歳の自分が詰めた荷をほどき、ほとんどを手放して、実家の鍵だけを新しい鍵束に通す。
帰らない鍵をそれでも持っていく――そんな過去との距離の結び直しを描いた楽曲。
Produced by nanayon music.
1970年代後半〜80年代前半の「シティポップ/ニューミュージック」が持つ哀愁と夜の空気感を、生成AIと編集で“作品として”再構築する音楽プロジェクト。 Akemi(アケミ)は、神奈川県大和市出身という設定で生まれた架空のAIシンガー。都会の孤独、大人の恋、夜の感情を、ノワール調のシティポップとして歌う。 作詞・作曲・歌唱・ビジュアルは生成AIを制作ツールとして用いながら制作し、「AIの中にある人間味と懐かしさ」をテーマに探求している。
nanayon music