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リアカーを引き始めたころ私はひとと話すのが得意ではなかったから、あまり自分から話すことはせずお豆腐やお惣菜を買ってくれた一人暮らしのおばあちゃんのお話を、
「うん、うん」
ってただ愛おしく聴いて歩きました。
そうすると不思議
「ありがとうね」
と、お別れ際、優しく微笑みながら言ってくれました。
こんなに、心を込めて「ありがとう」と言われたことがない私は、感動して不思議なくらい幸せな気持ちいっぱいになりました。
いつしかあたりまえのようになっていき、
「また来週ね!」と伝えたけれど、ある日突然のお別れ。
生きていること、こうして会えることは有難いことだったんだ。
そう心の底から気がつくことができたとき、初めて自分の命に感謝ができました。
産んでくれたこと、
育ててくれたこと、
命を繋いでくれたご先祖さま、
育ての父、命をくれた父、
本当は、いじめられていた私と同じくらい苦しんでいた母、、、
みんなのおかげで今がある、恩返しをしたい、
そんな私の人生の道のりが、この"ありがとう"の歌には全部込められています。
いまだに歌うときドキドキしてしまう私に、作詞作曲のAKIRAさんからは
「あきこの声が無垢で心に響く。
最高の声を神様からもらったねえ。
ドキドキしながらの感じが魅力になってる。
いじめられた経験が才能になってるよ。」
との有難いお言葉。
講演のときのバック演奏でいつも私の話を聴いて奏でてくださる音楽家八文字さんは今回も優しいピアノと奥深いあたたかさに編曲してくださいました。
この歌とあなたの人生が重なり優しく寄り添えますように願いを込めて
ありがとう
歌 豆腐屋あこ
作詞 作曲 AKIRA
編曲 ピアノ 八文字裕紀
musicians
ギター 遠藤太郎
ベース 井上哲也
ハーモニカ 北村サユリ
パーカッション Notch
MIXエンジニア 池埜多純
イラスト AAA_chan
アートディレクション 瑞希
菅谷晃子(豆腐屋あこ) 千葉県生まれ、看取り士。 小学校5年生よりいじめコンプレックスの塊となり高校を中退する。 様々な仕事をするが続かず、23歳で「こころで販売できる人募集!」の広告をみて “豆腐の引き売り”を行う。お客様と支え合うことで、生きる楽しさを知っていく。笑顔になれず、ひとりぼっちだと思っていた少女は、笑顔を褒められ愛される女性になれた。 自分の体験を通じて「いじめをなくす」活動、引き売りを通じて高齢化社会を間にあたりにし、 看取り士の資格を取得し「高齢者を支える」活動を行っている。 豆腐屋ラッパを吹いてリアカーを引き始めて20年目です。 街でみかけたらよかったらお声かけください。
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