リリース日: 2026/08/10
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芯は出した。
機械も据えた。
現場も納めた。
そして最後に、
自分自身の進路を芯出しする時が来た。
長年、現場で培った経験。
鳴り止まない電話。
終わらない調整。
増えていく提出書類。
そして「ちょっと現場見てきて」の一言から始まる、ちょっとでは済まない一日。
すべては、この一枚につながっていた。
監理技術者資格者証に「機械器具設置」が刻まれたその日、
芯出しマンは静かに求人サイトを開く。
これは資格取得を祝うアルバムではない。
資格を取得した人間が、その資格を持ってどこへ逃げるのかを描いた全20曲である。
芯出しマン New Album
『機械設置取得して転職』
――機械の据付位置は決まった。
あとは俺の据付先だけだ。
芯出しマンは、カップリングの隙間から生まれた謎の機械設置技術者アーティスト。 趣味はダイヤルゲージを見ること、特技は「あと0.1だけ右」と言って現場を長引かせること。 しかしその音楽は意外にもまっすぐで、ズレた心に妙に刺さる。 彼にとって音楽とは、人生の芯出しである。 今日もどこかのポンプ室で、誰かの心の偏芯を直している監理技術者なのである。