※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
「死にたいんじゃない、生きてたくないの。」
これは死にたいではなく、この世界でこれ以上生きることがつらいという切実な叫びを描いた楽曲です。
前奏のサビで語られるのは、誰にも言えず胸の奥に押し込めてきた本音。
死にたいんじゃない。生きていたくないだけ。
その矛盾と葛藤が、この曲全体の軸になっています。
Aメロでは、社会の厳しさを知りながら生む側の大人たちへの疑問や怒りを。
Bメロでは、「綺麗事」で片付けられる苦しさへの拒絶を。
サビでは、生きることそのものが生き地獄になるほどの痛みを描いています。
後半では、生まれた瞬間すら「地獄の始まりの叫び」と表現し、
終わりの見えない日々の中で疲れ果てていく姿が描かれます。
それでも、光の跡を追ってしまう
少しの希望・少しの可能性はまだ残っているという、
ごくかすかな生きようとする衝動がにじみます。
エンディングでは、
「生きてる意味はまだ見えないけど、もう少し光を辿ってみよう」
という、ほんの小さな前向きさで締めくくられます。
絶望の中でも、ほんの少しだけ残る希望。
矛盾した感情の揺れを真正面から描いた、ナツウミらしいエモーショナルな一曲です。
シアノPopアーティスト、ナツウミ。 「シアノPop」は、“感情の海の底”を泳ぐような静かな音楽ジャンル。 名前の由来は「Cyan(シアン)」=青緑の色。 それは夜明け前の空、冷たい湖、深い哀しみを連想させる、 儚くて透明な世界を意味しています。 サウンドは派手さはないけれど、聴く人の心にじんわり染み込むような音作り。 歌詞は「社会で感じる孤独」「声にならない本音」「優しさの影」など、 表に出にくい感情をすくい取り、言葉にして届けます。 このジャンルを提唱したのは、アーティスト・ナツウミ。 ナツウミの一部の楽曲より「シアンPop」を紹介〜 自身の体験や心の奥にある思いを音楽に昇華し、 「いのちのSOS」では希死念慮という重いテーマを真正面から描き、 「かぎりある愛の言葉」では、大切な人と過ごす“限られた時間”に込められた想いを綴っています。 「君が星になったあの日から」は喪失の中にある希望を見つめた歌。 ポップだけど、明るくない。 優しいようで鋭い。 聴いた後に、じわっと残る“何か”がある。 心の奥に眠る葛藤や、生きづらさ。 それらを言葉にして、音にする。
natsuumi