WE HAVEN'T FINISHED DESTROYING REALITYのジャケット写真

WE HAVEN'T FINISHED DESTROYING REALITY

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トラックリスト

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既存のJ-ROCKやポストパンクのリバイバル、安易なアニソン風ポップス、そして予定調和なEDMのビルドアップを徹底的に手手放し、ジャンルという概念そのものを解体した、衝動的なヒューマン・カオス・ポップです。真夜中の人工的な街灯の下(artificial city light)で、見知らぬ他人同士がひとつの神経系を共有するような不穏で強烈な一体感(collective hallucination)を、BPM135前後の危ういエネルギーのなかに封じ込めています。

「深夜の自販機に反射する不気味な光、1%のバッテリーで不死身のように振る舞う群衆。一人が理由もなく走り出した瞬間、街全体がパニックのように同期していく不条理な熱量」。綺麗なストーリーではなく、生命力が喉元で爆発するような言葉の数々が、原始的で少し歪なサビ(primitive, euphoric chorus)となって聴き手の身体を直接侵食します。

最大の快楽は、非の打ち所がないプロフェッショナルな楽曲構成や完璧なピッチ補正(オートチューン)を完全に拒絶し、リスナーのハシゴを外し続ける不器用な展開(awkward transitions)を仕掛けた引き算の設計。伴奏を引っ張るのは、足踏みのような泥臭い生パーカッション(stomping live percussion)と、不規則にうねる強靭なベースの動き(elastic bass movement)。マイクの振動板に唇が圧着する2cmの超至近距離で捉えられたボーカルは、寝不足で傲慢でありながら、どこか今にも壊れそうな脆さ(sleep-deprived, arrogant, vulnerable)を覗かせ、フレーズの最高潮でひっくり返る声のクラックや、未編集の荒い呼吸までリアルに録音されています。

サビの突入と同時に、ステレオ幅が左右140%のパノラマへと全開放され、地声の集団チャントが最高風速で爆発。中盤のブリッジでは、すべての伴奏が「完全なストップ(full stop silence)」を起こし、肉声の囁きだけになる過激な引き算を敢行。そこから無警告で最終サビへの全音響デトネーションへとノーモーションで再点火します。最後は心地よい余韻に逃げることなく、「beautiful somehow」という最後の言葉が言い終わるまさにその瞬間にリミッターがゲートをプツンと遮断。残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂へと着地する、現代のミニマリズムを体現した大傑作トラックです。

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