Lyric

果てのない終点の土地

足元を撫でる漣

流れ出し帰ることない

仄かな熱を冷たさへ問う

宛もない便りを辿り

にべもない明日を背負い込み

枯れどまだ朽ちてはいない

過去を払えずに深更へと

留まることすらも

選べない弱さで

鈍らせた足取りは

蹉跌さえ知れずに

縋る愚かしさも

業火を焚き荒み

波打ち際で待つ

放縦への切符を

微睡みの中 咲いた花火が

揺れて滲んだ 記憶に沈む

あなたの声は今でも此処に

不徳を積めど胸の中に

報われない暗澹へ堕ちてく

鎮まり酔う浅ましさで

許されることを願い

ただ残滓を噛みしめている

果てのない終点の土地

足元を撫でる漣

流れ出し帰ることない

仄かな熱を冷たさへ問う

宛もない便りを辿り

にべもない明日を背負い込み

枯れどまだ朽ちてはいない

過去を払えずに深更へと

楚々たる日々すらも

諦観や背馳となって

今 耐え難き憂いも

甲斐性のない姿で

願う愚かしさも

桎梏と罪障に

截然たる未来に

僥倖への光を

逼塞の手前で僅かに浮かぶ

あなたの顔も懐かしめないや

悔めどなおも 白波の間に導かれてく

矜持を退路に

繰り返す夢の中で

あなたの名前さえも摩り減っていく

止め処なく剥がれ落ちる

記憶の最後に

覚束ない あなたの証

それにさえ不実でいるけど

振り返れない

霧暗しに行く先はないだろうけど

果てのない終点の土地

足元を撫でる漣

流れ出し帰ることない

仄かな熱を冷たさへ問う

宛もない便りを辿り

にべもない明日を背負い込み

枯れどまだ朽ちてはいない

過去を払えずに深更へと