

虫の音を聞く幼心の
一人遊びに旅立つ
心許なく巡らすはしなくも
指折り数える作り話を
然さもありなんと諂う
臆面なく口からは出任せ
むすんで開いた後で雲隠れ
物はしたなしに報いをひとつとどのつまり
浮世絵の様に華やぐ水面の
写し鏡に魔が差す
事を構えて揶揄うやかましや
歪な言葉を履き違えると
情けも無く匙を投げる
開いた口は塞がらずとこしなえ
燻んでゆがむ戯れに気後れて
その場しのぎの目論見も外す虚仮威し
ものはためしと言い包めると面は漫ろ眉を潜める
お気の毒さま後の祭り
懐にしまい忘れた隠し事を水に流す
目に余る足掻きあにはからんや
- 作曲
森 宗
- 作詞
森 幹

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- ⚫︎
ものはためし
bo:ta
- 2
ドーラン其ノ壱
bo:ta
- 3
灯籠
bo:ta
- 4
暮らし
bo:ta
- 5
ヒカリゴケ
bo:ta
- 6
身代わり
bo:ta
- 7
叱り
bo:ta
- 8
ドーラン其ノ弐
bo:ta
- 9
あゝだこうだ
bo:ta
All Composition / Programming / Instruments : Sou Mori
All Lyrics : Miki Mori
Sound Producer : KOHKI
Vocal :
Track1,3,4 : KOHKI
Track7,8,9 : Sou Mori
Track2,8 Miki Mori
Track6 : Kiyo Shioiri
Recording Studio : bo:ta studio / STUDIO-KOHKI
Mixing and Mastering Studio : STUDIO-KOHKI
Cover Design : NIBO
Cover Painting : S.SEKI
アーティスト情報
bo:ta
bo:ta(ぼーた) 予てから信州新町(長野)を活動拠点としてきた音楽家・KOHKI が、プロジェクト・メンバーの受け継ぐ旧家の伝 統建築に着目し、地域の歴史に音楽でコミットしていくグループとして 2022 年にスタート。 デビュー作となる「二〇一九」は森宗(作曲)、森幹(作詞)ら作家陣による楽曲と、音楽プロデューサー・KOHKI のサウンド・プロダクション、そしてデザイナー・NIBO、4 名のコラボレーションで制作されました。 メンバーの故郷・信州新町(長野)での暮らしから不意にこぼれ落ちた日々の断片を、山々にエコーするナチュラ ル・サイケデリアとして表現する、王道のオルタナティヴ・ミュージック! 細野晴臣、ピンク・フロイドなど音楽的ルーツを感じさせながら、ワールド・ミュージックや日本の伝統音楽への 隠し切れない羨望が滲む...それでも最後にふと残るのは、素朴で温かなメロディ。
|田 bo:ta