雨の音はアネモネ色 (feat. 重音テト)のジャケット写真

歌詞

雨の音はアネモネ色 (feat. 重音テト)

伊澄ライヒ

霧雨の向こう走った 見えない答えを知った

奇跡は幻

報われない未来よぎった 言えない遅滞が勝った

ただ止むに任せた 痛みのない影

とめどない水 戯れざわめく

あどけない茜 暗い雲に隠れささやく

他愛無いふりは辛い 帰れない瞬間を刻んだ

すれ違う肩が巡りあう橋で 愁い舞う体を叩くような雨

陽を消し去れファーレンハイト おどけた言葉で

掻き消した びしょ濡れのラプソディ

憧れ 雨で冴え 垂れた傘にもたれて たったひとり残されて

雫が遠く遠く流れて それでも凛と凛と堪えて 花開いたフェイクなんか

嫌 嫌

寂れて冷えていくこの背中を さする風に揺れるアネモネ

あなたは遠く遠く離れて それでも燦と燦ときらめく

ただ聞こえる 空のリズム 霞むリレイション

ずっと 初めに戻れたなら

あの日まで

霧雨の雲は去った 消えない灯があった

季節は変わった

報われない話題よぎった 癒えない傷 笑った

ただ止むに任せた かりそめの雨

とめどない水 戯れざわめく

あどけない茜 暗い雲に隠れささやく

名残無いふりは辛い 替えがたい瞬間を刻んだ

惜しみ合う幕がすれ違う端で 愁い舞うこの額を拭うような雨

浮き足立てウンディーネ おどけた言葉で

飾られた藍色のメモリー

無慈悲な雨でさえ 晴れた朝を湛えて 頬いっぱい微笑んだ

瞳が遠く遠く滲んで それでも凛と凛と堪えて 咲き誇るようなフェイクなんか

嫌、嫌

薄れて溶けていくこの記憶を なでる風に揺れるアネモネ

あなたは遠く遠く離れて それでも燦と燦ときらめく

ただ聞こえる 空のリズム 霞むリレイション

淡く瞼を伝うメロディ

消えないで

止まないで

アメノネ

  • 作詞者

    伊澄ライヒ

  • 作曲者

    伊澄ライヒ

  • プロデューサー

    伊澄ライヒ

  • レコーディングエンジニア

    伊澄ライヒ

  • ミキシングエンジニア

    伊澄ライヒ

  • マスタリングエンジニア

    伊澄ライヒ

  • グラフィックデザイン

    伊澄ライヒ

  • ギター

    伊澄ライヒ

  • ボーカル

    重音テト

  • バックグラウンドボーカル

    重音テト

  • ラップ

    重音テト

  • ソングライター

    伊澄ライヒ

  • プログラミング

    伊澄ライヒ

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    雨の音はアネモネ色 (feat. 重音テト)

    伊澄ライヒ

自身2曲目となるこのシングル曲は、青春時代に感じた哀切と離別を感傷的に再構築したエレクトロ・バラード。
作者が過去に影響を受けたエレクトロニカやアンビエントミュージックの色彩を纏わせた音作りが、季節の変わり目に降る雨を彷彿とさせる気だるさ、そして静謐とした音楽風景を醸し出している。
前作に続き重音テトSVをボーカリストにフィーチャーし、後悔や抑圧した感情の静かな爆発を歌声に託した。歌詞では、前作からさらに増強したダブルミーニングの言葉遊びにより、偏執的に韻を踏み言葉を敷き詰め心象風景を綴ろうとしている。
全編を通じた抽象的な雰囲気により、若き日の無自覚なぎこちなさ、そしてその悔恨がまるで凝縮されるかのように滲み滴り、過去の向こうまで無慈悲に流れ落ちてゆく様子を淡々と描写した。

アーティスト情報

NIWASAKI RECOADS

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