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20年の時を超えて完成した、森田一浩編曲版「中国の不思議な役人」組曲。
元々この作品は1997年伊奈学園総合高等学校のコンクール演奏用に一部抜粋して編曲されたが、2007年に大阪市音楽団の依頼により組曲全曲版として改めて編曲された。
故・小松一彦氏がオーケストラデビューの際に指揮したこの曲を敢えて大阪市音楽団首席客演指揮者就任初の演奏会で取り組み、大成功を収めたことは皆ご存知だろう。
だが、その際にやむなくカットされた29小節があったことを知る人は少ないだろう。さらに10年のときを経た2017年、その29小節が追加され様々な改訂を含んだ「完全版」がついに完成した。20年の時を超えて完成したひとつの芸術作品としての森田一浩編曲版「中国の不思議な役人」組曲を是非ご堪能あれ。
その他にも2016年全国大会、埼玉栄高の演奏で話題を呼んだとても美しいメロディーの 歌劇「つばめ」や、「道化師の朝の歌」など全5作品収録。来年度のコンクール・演奏会に向けた選曲にも欠かせない1枚です。
陸上自衛隊中央音楽隊は、1951年(昭和26年)6月、陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足し、以来70年以上にわたって日本を代表する吹奏楽団として歴史を積み重ねてきた。 防衛大臣直轄の音楽隊である中央音楽隊は、国賓・公賓の歓迎行事での特別儀じょう演奏を延べ100ヶ国、1500回以上行い、これらの功績により2015年、内閣総理大臣「特別賞状」を受賞した。 また、オリンピックをはじめとする国家的行事にも数多く参加し、首都圏で開催される定期演奏会及び室内楽演奏会、全国各地へのコンサート・ツアーやオフィス街におけるコンサートのほか、日本武道館で行われる自衛隊音楽まつり、陸海空自衛隊合同コンサート、21世紀の吹奏楽“響宴”やジャパン・バンド・クリニックへの出演、CD録音など多彩な演奏活動を行うとともに、全国の陸上自衛隊音楽隊員に対する教育も担当している。 さらに、韓国(2002年、04年、11年)、フィンランド(2014年)、英国スコットランド(2017年)、ロシア(2019年)の国際軍楽祭に参加や、米国陸軍軍楽隊・海兵隊軍楽隊、ドイツ連邦軍参謀軍楽隊との共演、ミッドウェスト・クリニックへの出演などを行うとともに、2015年からはパプアニューギニア国防軍軍楽隊の能力構築支援を行うなど、音楽を通じた国際交流に貢献している。
ブレーンミュージック