

人の身体は 精密な物理でできていて
感覚も 記憶も全て 電気の信号が 伝えている
私たちは タンパク質の塊であり
遺伝子の 「方舟」 なんだよ
それには 何が刻んであって
どこへ届けるのか 誰も知らない
悲しみ 笑い 怒り 楽しみ
それらは 億千万の信号が 絶えず答えを導きながら
電気の信号として 口を動かし 瞳孔を開かせ
発汗を促し 怒りに震え 悲しみに泣き
笑い声を出しているだけ
「歌」は「こころ」を揺さぶり
「美しい」ものに人は惹(ひ)かれる
「こころ」を揺さぶる これらの感情は
この胸の奥に 間違いなくある「こころ」が熱くなる
遺伝子は そこまでして 次の世代に繋(つな)ぎたいのか
DNAの螺旋(らせん)が
「こころ」という感情を生み出してしまったのか
でも「こころ」は形のないものだから
未来永劫(みらいえいごう)身体のどこからも
みつけることはできないだろう
人を愛せば「熱く」なり
悲しいことがあれば「苦しくなる」
目を瞑(つぶ)れば確かにある
「こころ」は必ず胸にある
「こころ」は まれに きびしい 苦悩も与える
とても残酷だ
人として生きるということは
こんなに苦しいことなのか
悠久(ゆうきゅう)の人々も苦しみを
知恵と勇気で 乗り越えてきたのだろう
人の命は「一人に一つ」とても大切なもの
悩んで 苦しく もがいても
願っても どうにもならないときは
まわりのひとに 必ず頼るんだ
恥ずかしいことなど全然ないよ
相談できる勇気があれば
どんな苦労も乗り越えられる
私たちには 知恵があり
言葉があり 文字がある
たくさん話そう たくさん笑おう
苦労も分かち合おう
話すことで未来が変わるんだ
その勇気が 遠い未来で 必ず実を結ぶ
例えば
遠い 遠い 未来で「出会う二人」がいる
遠い 遠い 未来で「幸せになる二人」がいるかもしれない・・・
- 作詞者
m.ku
- 作曲者
m.ku
- プロデューサー
m.ku-3
- ギター
m.ku

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方舟の行く先 The final destination of genes is
m.ku
ある生物学者は「人間は遺伝子の乗り物(乗り物=方舟)にすぎない」と言ったように、人はタンパク質と電気信号の塊です。
しかし、ただの物質であるはずの私たちが、「歌」を聴いて涙を流し、「美しい」ものに胸を熱くする。脳(電気信号)が、なぜ「悲しい」「愛おしい」という主観的なきらめき生み出せるのかまだ解明されてはいません。
感情があるからこそ、私たちは愛を知り、同時に深い苦悩に突き落とされます。ある哲学者は「人間は自由という刑に処されている」と言いました。生きることは、選択し、悩み、苦しむことと表裏一体です。だからこそ、人はあまりの苦しさに立ち尽くしてしまうことがあります。しかし、人類はそれを「知恵と勇気と言葉」で乗り越えてきました。
「人間として生きる苦しみをどう分かち合い、どう乗り越えるか」だれも進化は予想出来ません。
それを曲の題名「方舟の行く先」としました。生きることの難しさ、葛藤、バトンを受け取る未来の人々に心を救う言葉を残せるか、私たちは考えなければならないのです。
後段は「いじめ」にも触れています。いじめは、身体への加害も許せませんが、心の傷はナイフで刺されたような
痛みを伴います。とにかく早く周りに相談するよう歌詞に書き留めました。
「なやんでくるしく もがいても ねがってもどうにもならない」という表現は心の悲鳴、パニックを表現しています。
単なるタンパク質の塊ではない。こころを持った人なのです。
いじめ根絶の願いもこめました。
長尺の曲ですが、主旨が伝われば本望です。



